むくみやすい冬の習慣にしたい、「リンパ流し」ケア

むくみやすい冬の習慣にしたい、「リンパ流し」ケア

寒くて体が縮こまってしまうこの季節。冬は、血行が悪くなることで水分や老廃物の流れが滞り、むくみやすくなります。

そんな冬のむくみ対策には、「リンパ流し」が効果的。今回は、エイジングデザイナーの村木宏衣さんに、おすすめのリンパ流しのセルフケアを教えていただきました。

村木さんのメソッドは、筋肉が凝り固まっている部分を押さえながら動かすことで、筋肉の奥のリンパにアプローチするのが特徴です。1か所あたり1分ほどで簡単にできるので、むくみが気になる方はぜひやってみてください!

教えてくれるのは…
村木宏衣さん
村木宏衣さん
エイジングデザイナー

大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務を経て、さまざまな女性の悩みに対して根本へ働きかける『村木式整筋メソッド』を確立。美容整形やレーザー・光治療では叶わなかった美へのアプローチ方法として、各種メディアで話題となる。現在は『エステ以上整形未満』をコンセプトに、サロンワーク、パーソナル整筋指導、講演活動や各種メディア出演などで活躍中。
 
HP:https://www.hiroi-muraki.tokyo/
Instagram:https://www.instagram.com/biyou_muuchan/

むくみの正体とは?

むくみとは、本来なら汗や尿として排出されるべき水分が、毛細血管から漏れ出て皮下組織に滞留してしまう状態のこと。

血液やリンパ(リンパ液)の循環は、塩分やアルコールの摂り過ぎ、筋肉量の不足、ストレス過多、ホルモンバランスの乱れ、デスクワークで同じ姿勢を続ける、窮屈な衣類を着用するなど、さまざまな要因で妨げられます。これにより、体内の水分バランスが崩れることでむくみが発生します。

冬のむくみの原因

むくみは一年中起こるものですが、特に冬は、寒さによって筋肉が硬直したり、体を動かす機会が減ったりするため、血流やリンパの流れが滞りやすくなります。また、厚着やブーツによって体を締めつけたり、動きを制限したりすることも、むくみの原因になります。

むくみ解消のカギは「リンパ流し」

むくみを解消するには、リンパの流れをスムーズにすることが重要です。

じつはリンパ管には、自力でリンパを押し流す力がありません。隣接する筋肉がポンプのように働き、重力に逆らってリンパを押し流します。呼吸やマッサージによって骨格筋を動かし、滞留したリンパを流すことで、全身の循環をスムーズにします。

リンパの流れが良くなると、むくみ解消のほか、免疫力が上がる、代謝が向上するといったメリットが期待できます。

顔と体のむくみを解消!6つのセルフケア

村木さんが提唱する「リンパ流し」のメソッドは、筋肉を手で押さえて圧をかけながら動かし、凝り固まった筋肉の奥深くまでほぐすというもの。筋肉の伸び縮みを利用することで、表面を押したり揉んだりするだけでは届かない、深い部分に滞っているリンパを流すことができます。

ここでは、顔と体のむくみをとるリンパ流しのセルフケアを6つ紹介します。

顔のむくみを解消する

1二重あごをスッキリ

リンパ流しで二重あごをスッキリ

1. 人差し指をカギ形に曲げ、第1関節と第2関節の間の平らな面をつくる
2. あご先から2cmくらい内側のくぼみに、1の平らな面を当てて圧をかける
3. そのままの状態で、英語の巻き舌のように「らりるれろ」と口と舌を動かす
4. 「らりるれろ」を5回繰り返す

村木さん
村木さん

あご下には、オトガイリンパ節と舌骨筋群(ぜっこつきんぐん)という小さい筋肉の集まりがあります。リンパが滞っていたり筋肉が硬くなっていたりすると、あご下のくぼみに指が入りづらいと感じる場合があります。毎日続けることで指がスッと入るようになり、二重あごがスッキリしてきますよ。

2顔全体のむくみをスッキリ

リンパ流しで顔全体のむくみをスッキリ

1. 耳の下、エラのくぼみに親指をグッと押しあて、前方に向かって圧をかける
2. そのまま、「あ」「ぐ」と口を開け閉めする(声は出さなくてもOK)
3. 「あ」「ぐ」を5回繰り返す

村木さん
村木さん

親指で押さえた場所には耳下腺リンパ節があり、ここの流れを促すことで顔のむくみを解消します。両手を使って左右同時におこなってもOKです。

3顔の緊張をゆるめてリラックス

リンパ流しで顔の緊張をゆるめてリラックス

1. 指をピースの形にして、人差し指と中指で耳を挟む
2. 耳の前後のラインを上から下に向かってさする
3. 両耳10回繰り返す

村木さん
村木さん

スキンケア中、化粧水や乳液を顔につけた状態でおこなうと、指がなめらかに滑りやすいです。耳の前後のラインにはたくさんの血管やリンパ管が通っているので、ぜひスキンケアのルーティンに組み込んでみてください。

体のむくみを解消する

4デコルテをスッキリ

リンパ流しでデコルテをスッキリ

1. 中指と人差し指をそろえて、鎖骨の上側のくぼみをやや強めに押す。触れている鎖骨の方向(右の鎖骨なら右側)に頭を傾けると指が入りやすい
2. 鎖骨に沿って2㎝ほど指をスライドさせて、奥にある筋肉や骨を感じるくらいしっかりめの圧でほぐしていく
3. 特に痛みやこりを感じた部分を指2本で押さえ、首を「いやいや」と左右に5回揺らす
4. 同様に、首を「うんうん」と上下に5回揺らす
5. 反対の鎖骨も同様に行う

村木さん
村木さん

鎖骨のくぼみは鎖骨下リンパ節といって、顔や上半身のリンパが集まる場所のひとつ。ここを流すことで上半身のむくみや肩こりが解消されやすくなります。

5脚のむくみをスッキリ

リンパ流しで脚のむくみをスッキリ

1. 親指と人差し指で前足首をつかむ
2. すねを上にこすり上げ、ひざの下あたりでストップ
3. しっかりと指で押さえながら、かかとを床につけて、つま先を10回上げ下げする
4. 反対の脚も同様に行う

村木さん
村木さん

すねにある前脛骨筋(ぜんけいこつきん)は、うまく使えない人が多く、硬くなりやすい筋肉です。このセルフケアで凝りをほぐすことで、一気に脚のむくみが取れやすくなります。むくんでいる状態では履きづらかったロングブーツも、スッと履けるようになりますよ。

6ふくらはぎのむくみをスッキリ

リンパ流しでふくらはぎのむくみをスッキリ

1. 両手の親指で前側のすねを、それ以外の指で後ろ側のふくらはぎをつかむ。後ろ側をつかむときは指を立て、筋肉に食い込ませると弱い力でも筋肉を固定できます。
2. かかとを床につけたまま、つま先を20回上げ下げする
3. 反対の脚も同様に行う

村木さん
村木さん

ふくらはぎには、腓腹筋(ひふくきん)とヒラメ筋があります。この2つの筋肉をしっかり手で押さえた状態で、つま先を動かすことで、筋肉の奥にあるリンパを流すことができます。このセルフケアはお風呂のなかでおこなうと、より筋肉がほぐれやすくなりおすすめです。

「リンパ流し」で冬のむくみを解消しよう!

顔や脚が前よりふくよかになって「お正月太りかな?」と思っていた方、それ、じつはむくみかもしれません。寒い冬は知らず知らずのうちに体が硬くなり、血流やリンパの流れが滞ることでむくんでしまうもの。筋肉を押さえながら動かす村木流の「リンパ流し」で、むくみに悩まない冬を過ごしましょう!

CREDIT
取材・文:HELiCO編集部+ノオト イラスト:二階堂ちはる

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