正しい服用
用法用量を守る。それが正しい服用です。
正しい服用を守れば、お薬が持つ効果を安全に、最大限発揮できます。
正しいタイミング
朝昼晩の食事に合わせて飲む
「○時間おきに内服」「○時に内服」といった時間を指定される場合があります。検査前投与のお薬の時間を間違えて服用すると、検査ができない場合も。
頓服薬(とんぷくやく)と呼ばれている、解熱剤や咳止めなど、その症状が出た時だけ服用するお薬のこと。
正しい飲み方
お薬はすべて飲みきる
1週間なら1週間、指定された日数分すべてを飲みきること
用法用量どおりにお薬を服用している人は全体の2~3割と言われています。ムダになっているお薬の総額は、なんと年間約500億円。(日本薬剤師会調べ)また、自分の判断で途中で服用を中止することで、病気が早く治らず、治療が長引くケースも。お薬は用量用法を守ってこそ効果を発揮します。処方されたお薬はすべて飲みきりましょう。
効き方と影響
お薬の効き方は、人それぞれ異なります。 その人の置かれた状況や体の大きさ、その日の体調まで影響してきます。
状況別の注意点と影響
相互作用
1つずつ飲めば問題ないお薬でも、お薬どうしの飲み合わせや、お薬と食品・飲料との食べ合わせによっては、よくない影響が出る組み合わせがあります。この影響を相互作用といい、注意して防がなくてはいけません。
相互作用を防ぐために
他の病院で処方されたお薬を服用している方、市販薬や健康食品、サプリメントなどを利用している方は必ず医師や薬剤師にお伝えください!
薬剤師は相互作用を防ぐため、処方せんをよくチェックするだけではなく、過去の薬歴やお薬手帳に書かれた情報を確認しています。お薬手帳をお持ちでない場合や記録されていないお薬がある場合には、薬剤師にお知らせ下さい。
「おくすりPASS FAST」をご活用ください
アイセイ薬局グループのWebアプリ「おくすりPASS FAST」は、スマホから処方せんを送って待ち時間を短縮できるだけでなく、持ち歩くのが面倒だったおくすり手帳をスマートフォンでいつでも持ち歩くことができます。
さまざまな医療機関で出されたお薬を一括管理できるだけでなく、飲み忘れ防止お知らせメールや、服用した、またはしなかったお薬を、画面をタップするだけで管理できます。
食品との組み合わせも要注意
お薬によっては、食べものや飲みものとの飲み合わせによってお薬の効果が変化する場合があります。服用中のお薬と飲み合わせの悪い食品には注意が必要です。以下の例だけでなく、これ以外でも相互作用を引き起こすことがありますので、不安なときは医師や薬剤師にご相談を。