アイセイ薬局

No01

 

“医療人”として、
地域の患者さまに寄り添いたい。

鈴木 惠理
アイセイ薬局 稲熊店 店長
鈴木 恵理
鈴木 恵理

人見知りを受け容れてもらえたことが、決め手。

就活でアイセイ薬局の店舗見学に行ったときに和やかな雰囲気で働きやすそうだなと感じたことを今でも鮮明に覚えています。当時、すごく人見知りで「人とうまく話せないことが心配で」と伝えたら、「心配することないから気にしなくて大丈夫。喋れるようになるよ」とやさしく励ましていただいて。通常は、コミュニケーション能力が高い人のほうが新入社員に採用されやすい傾向があると思うのですが、喋れない自分を受け容れてくれたことが入社の一番の決め手になりました。

最初の3年間は医療モールで薬剤師の基本業務を学びました。そんなある日、薬局内で患者さまが倒れて意識不明の状態になってしまわれて。私は、慌てて医師と看護師を呼びに行き救命措置が行われるのを、ただ呆然と見ているだけ。その日を境に、私も “医療人”として、もっとやれることがあるのではないかと考えるようになりました。その後、異動になった岡町店では、クリニックのドクターが気軽に勉強会に呼んでくださり、医師と近い距離で学ぶ機会をいただきました。

鈴木 恵理

会社ぐるみで助けてくれる安心感が支えに。

そのドクターが、熱心に地域医療に貢献されているのを見て、次第に自分も取り組んでみたいと思うようになりました。その頃にマネージャーから稲熊店の店長をやってみないかとお話をいただき、二つ返事で「やりたいです」と答えました。店長になってから、稲熊店のスタッフに在宅医療に真剣に取り組みたいと伝えたら「がんばってやってみよう」と協力してくれて。マネージャーもすぐに会議を開いて実際にどう動けば実現するか検討して全力でサポートしてくれて、ほかの店舗の店長達にも相談に乗ってもらいました。

私一人では何もできませんが、会社ぐるみで助けてくれる安心感があったからやれたんだと思います。将来的には、稲熊店を在宅医療に特化した店舗にすることが、今の私の夢です。“医療人”としての知識や能力はもちろん必要ですが、大切なのは「患者さまをよくしたい」という気持ちだと思います。患者さまにとってのベストを考えて誠意をもって取り組めば、必ずその想いは伝わり改善の方向へと向かいます。患者さまやご家族から「おかげで穏やかに暮らせるようになりました」と言っていただくと本当に嬉しいです。

目指したいのは、“お薬の交番”のイメージ。

これからの時代、薬剤師にもさまざまな役割が求められると思いますが、一人ひとりが、薬剤師として地域全体の医療チームの一員になっているんだと意識して目の前の患者さまや薬に向き合い、医師、看護師などほかの職種の方々とも積極的に関わることが大切だと考えています。そういう観点からも、現在、夜間診療や学校薬剤師などの活動も自主的に行っています。

さまざまな場所に身を置いて経験を積むことによって、より良い服薬補助の方法や処方提案など、今まで見えなかったものが見えてきているように感じています。薬の勉強だけをして博識になっても、その知識を現場で活かせなければ何の意味もないですし、コミュニケーションだけ取れても中身がないと意味がないですしね。私は、勉強もコミュニケーションも苦手なのでつまずいてばかりですが、何度くじけてもめげずにがんばる前向きな気持ちがあれば、患者さまや医療チームの方々のお役に立てるのではないかと信じてやっています。

今後、目指したいのは、自分がいる地域全体の薬のお困りごとを、多職種と協力して可能な限り解決していける薬剤師になることです。地域をパトロールして困っている人を助けるとか、困った人が気軽に駆け込んで来られるような、そんな“お薬の交番”みたいなイメージを描いています。

目の前のことを一つひとつやっていたら、道が開けた。

入社した頃、私は特に目指すキャリアもなく「長く働ければいいかな」くらいの気持ちだったのですが、仕事をするうちに視野が広がり、やりたいことが見えてきました。そんなときに自身のキャリアを選べる環境がアイセイ薬局にはあったので、入社して本当に良かったと実感しています。最近は、先輩から声をかけてもらい、学会発表にも取り組んでいます。自分が実践してきた在宅医療の活動を世の中の多くの人たちに知ってほしいですし、薬剤師にできることがもっとたくさんあることを今後、伝えていきたいと思っています。

これまで目の前のことを、一つひとつ一生懸命にやっていたら、いろんな人が声をかけてくれて、道が開けてきました。今では、人見知りは嘘みたいになくなりました(笑)。久しぶりに大学の教授に会ったら、「明るくなったね、すごく生き生きしてる!」と驚かれました。会社のおかげで変われたのだと思います。これから社会に出る皆さんも、まずは目の前のことを一つひとつやっていけば、自分のやりたいことが見えてくると思います。最初から薬剤師だけと決めつけないで、先のことも考えすぎないでやっていってほしいです。

※インタビュー内容は2022年9月時点のものです。

Point Memo

患者さまに寄り添い、地域医療を支える薬局

一人ひとりの薬剤師が、薬や健康、お悩みまで何でも相談していただける、心からの「かかりつけ薬剤師」を目指しています。また、在宅医療や介護施設など、患者さまのさまざまな療養環境の移行の際も、地域の医療機関や他薬局と情報共有・連携を進め、安心して治療を受けられる体制づくりに取り組んでいます。

鈴木 惠理
アイセイ薬局 稲熊店 店長

金城学院大学薬学部卒業後、2016年アイセイ薬局に入社。“薬剤師にできることはもっとたくさんある”という信念のもと在宅医療では聴診器を使って患者さまの体調確認も行う。夜間診療、学校薬剤師、学会発表など多岐にわたり活動中。趣味はゴルフ、釣り、ウクレレ。癒しは愛犬と遊ぶこと。

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