アイセイ薬局

お知らせ

【PR】AISEI百景 2022年10月号

アイセイ薬局では、当社グループの最新ニュースを紹介する『AISEI百景』を隔月発行しております。Vol.10(2022年10月号)では、在宅医療やご高齢患者さまの服薬サポート等の取り組み、高校生の職業体験、夏休みの「こどもクリニック&こども薬局」の様子などをお届けいたします。


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チーム医療で柔軟に対応
患者さまが安心して在宅療養できるように
アイセイ薬局 錦糸町北口店

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錦糸町北口店スタッフ(一番右が山田店長)

高齢化が進む中、自宅など住み慣れた環境での療養を希望される患者さまも増え、医療・介護関係者は職種を超えた連携が求められています。このような中、アイセイ薬局グループでも地域の在宅医療の一端を担うべく、個人在宅や施設在宅の対応、往診同行やカンファレンスへの参加、終末期医療など、多職種と連携したさまざまな取り組みを推進しています。チーム医療の中で薬剤師が担う役割は処方せんに基づいた調剤・薬のお届けだけでなく、患者さまの状況・状態に合わせた服薬や薬の管理のサポート、副作用や飲み合わせ等の確認、医師への処方提案など多岐にわたります。

今回は、在宅対応に積極的に取り組むアイセイ薬局 錦糸町北口店をご紹介します。薬剤師で店長の山田和正(やまだかずまさ)に話を聞きました。

現在対応しているのは、グループホーム10施設と個人の患者さま14名です。ご高齢になるとたくさんの種類の薬を服用されている方も多いため、飲み忘れや飲みまちがいなどがないように1回分を一包化したうえで、施設にはそれぞれの環境・運用に合わせて、お薬カレンダーや配薬カート用のカセットにセットしてお届けしています。

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一包化したうえでお薬カレンダーにセット

訪問時には患者さまとコミュニケーションをとりながら体調、服薬状況や薬の効果等を確認します。しっかり服薬できているか確認・フォローするのも薬剤師の役割です。飲めていない場合には医師にも報告し、少しでも飲みやすいように、また、確実に服薬できるように、剤形(お薬のカタチ)や服用時間・回数の異なる薬への変更などを提案することもあります。在宅医療では医師が総合的な診療を行うため、薬剤師も総合的に対応できるようにさまざまなことに精通している必要があり、勉強も欠かせません。薬のプロとして経験・知見を蓄積しながら、医師からの相談にもすぐに応じて結果が出せるように努めています。医師の往診にも月1回のペースで同行し、安心安全に効果的な薬物治療を続けていただけるように、施設・患者さまごとにきめ細かな対応を心掛けています。

新たに施設に入居される患者さまについては、持参薬チェックも行います。飲めずに残ってしまっている薬を整理して、患者さま・ご家族、施設、主治医等と相談しながら調整。様子を見ながら妥当性を確認し、不要な薬があれば減薬提案をすることもあります。
施設に入居されている方の日々の服薬管理では施設スタッフの方との連携も重要になるため、各施設の担当薬剤師を決めて、多職種連携用ICTツールも活用しながら情報交換を積極的に行っています。施設スタッフの方からは「錠剤が飲みにくそうなので粉砕しても問題ないか?」といったご相談をいただくことが多いです。

個人の患者さまは追加薬が発生したり急な対応も多いので、どんなときでもフォローできるように薬剤師2人体制をとっています。終末期患者さまの疼痛緩和のための医療用麻薬や無菌調剤のニーズにも対応できるように備えています。

日々の業務の中で大切にしているのは、患者さまの立場に立って考え、寄り添って解決することです。在宅の場合、患者さまの生活の中に入ることになり、お話しする時間も長くなります。共通の話題を見つけながらコミュニケーションを深め、患者さまの価値観や生活環境を理解した上でサポートできるようにと考えています。独居の患者さまのお宅に定期配薬でうかがった際に「再来週来るから元気にしていてね」などとお声掛けすると、「久しぶりにそんな言葉を掛けてもらった…」と涙されることもありました。薬のこと、体調変化・健康面のことはもちろんですが、精神的なサポートもできればと思っています。

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一包化監査支援システム
●POINT

より細やかな患者ケアに力を入れられるよう、同店では一包化監査支援システムを導入。機械化により作業の効率化を図り、薬剤師が最終的な監査を行うことで正確性・安全性が高まる。

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カセットにセットした薬も丁寧に監査

今後、超高齢社会はますます進み、在宅医療を希望する方もさらに増えることが予想されます。地域の皆さまのニーズにしっかり応えられるように、困っている方がいたらじっくりと向き合い、柔軟に対応していけるように、ノウハウを蓄積し若手の育成にも力を入れていきたいと思います。

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多職種連携とチームワークで
地域密着のサポートを

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兵庫県神戸市のユタカ薬局は、閑静な住宅地域にあるアイセイ薬局グループの店舗です。患者さまの7割以上がご高齢のため、「かかりつけ」として医療機関・介護施設等と連携しながら、適切な治療が進められるように服薬・残薬管理などのサポート、在宅対応を行っています。薬剤師で店長の小笠原拓也(おがさはらたくや)と近畿西支店の西村知巳(にしむらともみ)に話を聞きました。

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ご高齢になると、複数の医療機関を受診していたり、薬の種類・量が多くなる傾向があります。また、処方通り服薬できていないと治療効果を正しく判断することができませんが、身体・認知機能の低下により、用法用量通りに服用するのが難しい患者さまもいらっしゃいます。そのため、患者さまのニーズに沿った方法で調剤し、飲み忘れ・飲みまちがいを防ぐためにも一人ひとりに合わせた提供方法を工夫しています。

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例えば、複数の医療機関を受診されている場合、薬をまとめて一包化して「お薬カレンダー」にセットした形で用意し、毎週、曜日を決めて患者さまに来局いただいたり、来局が難しい患者さまにはご自宅にお届けすることもあります。認知症が進行していて、お薬カレンダーではあるだけ飲んでしまうという患者さまでは、薄っすらとしたご自身の記憶に基づいたことならできることがある…という中で、コミュニケーションを取りながら試行錯誤し、ほぼ確実に服薬できる方法を見つけ出すことができました。

作業も増えるのですが、しっかり服薬していただけるように、またご家族の負担を減らせるように…という思いもあります。服薬管理では他にも、医師と連携する中で受診が遅れて薬が足りなくなってしまう患者さまがいるという話を受け、そうした患者さまには受診の時期を電話などでお知らせしています。

患者さま一人ひとりに合わせた対応には多職種との連携、店舗スタッフのチームワークも重要です。医師とも情報共有しながら、患者さまが一番安心できる方法で服薬していただけるように工夫したり、施設在宅では普段から施設スタッフの方々と密に連携し、詳しい状況を聞き取りながら対応しています。人間臭さも持ちながら、機械的ではない地域密着のサポートをしていきたいと考えています。

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薬剤師ってどんな仕事?
白衣に着替えて体験!

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アイセイ薬局グループでは、未来を担う子どもたちのキャリア教育支援として、また薬局・薬剤師の仕事や役割に対する理解を深めていただけるように、「こどもクリニック&こども薬局」の開催や職業体験の受け入れを行っています。

今夏、愛知県名古屋市にある南山高等学校女子部の1年生9名が同市内の5店舗で3日間、さまざまな業務を体験しました。

プログラム(例)

1日目:オリエンテーション、業務見学
2日目:処方入力体験、模擬調剤・投薬
3日目:OTC・日用品販売業務の見学・体験、振り返り

参加した生徒たちは初めて入る調剤室に「こんなに薬があるなんてびっくり」「機械がたくさんある」と興味津々。処方入力や薬剤のピッキング、機械を使った一包化、監査機器の操作など盛りだくさんの体験に、「薬を渡すだけ」ではないことを実感したという声もありました。模擬投薬では、緊張しながらも患者役の薬剤師に服薬方法や注意点などをしっかりと説明。初めての業務や機械に「面白いね」「すごいね」と楽しそうに話し、熱心に取り組む生徒の姿が印象的でした。

参加者の声

「薬剤師に憧れていて、将来のイメージを明確にするために参加しました。薬剤師の業務や努力を知ることができ、憧れが強くなりました。患者さまとの会話をとても大切にしていたので、コミュニケーション力をつけたいと思いました」
「普段何気なく薬を受け取っていましたが、とても多くのことを考えてくれていることに驚きました。処方内容や薬の間違いがないかなどを何度も確認していたのが印象的です。私たちの健康を守ってくれていると感じましたし、薬剤師の仕事ってかっこいいなと思いました」

受け入れ担当マネージャーの感想

「高校生が抱く疑問を知ることで、私自身もすごく勉強になりました。業務内容や効率などを見直すきっかけにもなり、若手社員も意欲的に指導に参加していたのでスタッフ全体のレベルアップにもつながったと思います。またこのような機会があればうれしいです」

小学生も薬剤師の仕事を体験! 2022年8月21日

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浜松市みをつくし文化センターが主催する小学生対象の「お仕事体験講座」の中で、「こどもクリニック」を実施。分包機の操作や軟膏の調合体験に、目をキラキラさせる子どもたち。「面白かった!」「薬を飲むことがあるけれど、こんなふうにつくられているのを初めて知った」「軟膏を練るのは難しかった」といった感想が聞けました。

健康について考えたり、薬剤師の仕事に興味を持っていただく機会になればうれしく思います。
※お薬に見立てたお菓子などを使って体験。

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おいしく血糖コントロール
11月14日は「世界糖尿病デー」

世界中で急増しているといわれる糖尿病。高血糖の主な原因には過食、肥満、運動不足、ストレス過多などがあります。血糖値を健やかに保つために大切なことは食事の見直しと運動。「世界糖尿病デー」をきっかけに糖質の取り方や摂取量を見直してみませんか?

今回は糖質が気になるおかずを、当社の管理栄養士が低糖質にアレンジしたレシピをご紹介します。患者さまからも「簡単でおいしいので何度も作っています」とうれしいお声をいただいている人気レシピ。血糖値だけではなく、コレステロールや中性脂肪が気になる方にもオススメです。

アイセイ薬局 管理栄養士監修レシピ

揚げないカリカリヤンニョムチキン

1人分の栄養価

エネルギー…170kcal/たんぱく質…30.8g/脂質…4.0g/糖質…3.6g/食物繊維…0.6g/塩分…1.2g

材料(4人分)
●鶏むね肉 2枚(約500g)
●煎り大豆 10g
   
【調味料】  
◆おろししょうが 小さじ1
◆おろしにんにく 小さじ1
◆ごま油 小さじ1
◆コチュジャン 小さじ2
◆しょうゆ 小さじ4
◆みりん 小さじ2
作り方
  • ① 鶏むね肉は皮・黄色い脂肪と筋があれば除き、一口大にカット。
  • ② 鍋で湯を沸騰させ、①を入れて1分沸騰を維持したら火を止め蓋をして20分置く。
  • ③ ◆の調味料をあわせたら、②のゆでたむね肉に絡める。
  • ④ 煎り大豆を手で砕いてまぶしたら完成。
  • ※作り置きをするときは②まで用意しておき、食べる直前に③④を行うと◎
POINT
  • ●糖質量を上げてしまう原因となる薄力粉や片栗粉を使わないレシピです。
  • ●煎り大豆で衣のザクザク感を再現! 血糖値の上昇を防ぐ食物繊維が含まれています。
  • ●むね肉を使用することで飽和脂肪酸の摂取量を抑えられます。

  1. 編集後記

    在宅医療の中で薬剤師をイメージする方は少ないかもしれませんが、安心安全に療養していただくために薬剤師・薬局にできることがいろいろあります。今回の表紙は在宅対応が好きだという山田店長のやさしい雰囲気が伝われば…と試行錯誤しながらの撮影でした。

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株式会社アイセイ薬局 コーポレート・コミュニケーション部
担当:原田・蛎崎(かきざき)
TEL:03-3240-0250 E-mail:koho@aisei.co.jp