アイセイ薬局

お知らせ

【PR】AISEI百景 2023年2月号

アイセイ薬局では、当社グループの最新ニュースを紹介する『AISEI百景』を隔月発行しております。Vol.12(2023年2月号)では、ご高齢者の皆さまの笑顔あふれる毎日を支える医療と介護の連携を特集。そのほか、薬局・薬剤師が地域の皆さまの健康を守る健康イベントの事例として、「更年期と上手に向き合う」をテーマにしたセミナー、血糖値に関するセミナー・相談会の様子をご紹介しています。


アイセイ百景2月号
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ご入居者さまの健やかな毎日のために
グループホームにおける
多職種連携の取り組み
はなまるホーム×アイセイ薬局 管理栄養士

超高齢社会の今、「住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができる」環境をつくるためには医療と介護の連携が欠かせません。アイセイ薬局グループの株式会社愛誠会では、自立した生活の支援を必要とされるご高齢の皆さまに笑顔あふれる毎日をお過ごしいただくため、薬局と連携を取りながら介護・福祉サービスを提供しています。今回はグループホームにおける多職種連携の取り組みをご紹介します。

ご入居者さまの健康維持、持病のある方の重症化予防のためには、自立支援介護の4つの基本ケアであり健康に生きるために欠かせない【水分摂取・食事(栄養)・自然排便・運動】のサポートが重要です。中でも食事は栄養摂取だけでなく、認知症ケアにも大きな役割を担っています。一方で、グループホームでは一般的に介護職員が献立作成や調理等を行うことが多く、食事提供に関する課題も抱えていたことから、2021年10月よりアイセイ薬局本社の管理栄養士チームとの連携を開始。管理栄養士による研修を実施するとともに、一部施設においてトライアルとして分析・栄養学評価を行い、より栄養バランスの取れた食事を提供できるよう現場の運用に合わせた改善策の提案、サポートを進めてきました。

健康維持に役立つおいしい食事を提供できるように

東京都府中市にある「はなまるホーム紅葉丘」では糖尿病をお持ちの方の新規入居をきっかけに、2022年5月から管理栄養士チームと連携し、提供する食事の見直し・改善に取り組んでいます。施設長の谷中健二(やなかけんじ)に話を聞きました。

谷中:献立は事前に1カ月分のメインを決めていて、それにあわせて職員が一汁三菜を基本に、バランスを考えて提供しています。管理栄養士チームの分析・提案を受けて、塩分量や栄養価などを職員がより意識するようになりました。あらためて基準値を確認したり塩分濃度の測定をしたことで課題も明確になり、ご入居者さまに最適なサービスができるように、職員間で話し合い試行錯誤しながら進めているところです。自分たちがやっていたことが正しかったと確認できて職員の自信につながった部分もあり、意識も変化しています。

【判定基準】
・エネルギー量は自立支援介護で推奨する1,500kcal/日以上
・他の栄養素は「日本人の食事摂取基準2020」の75歳以上の数値を基準とする
・男女差がある項目は平均値とする

谷中:今回の連携では、管理栄養士と一緒に買い物に行って栄養価の改善に役立ちなおかつ使いやすい食材のアドバイスをもらったり、減塩や「具材たっぷり」の目安など具体的な調理支援を受けたり、職員の疑問を解消するため質問の時間を設けたりもしました。
ご入居者さま個々の咀嚼・嚥下状態に合わせてミキサー食等で提供するため、食事の準備には時間がかかります。職員は調理と並行して介護・サポートも行っているので、あまり負担を増やさずに簡単に調理できることも大事だと考えています。また、ご入居者さまにおいしく召し上がっていただくことも大切なので、分析でわかった栄養面の過不足の改善を意識しながら、いろいろなレシピを参考に、お好みに合いそうで調理しやすいものを考えて工夫を重ねています。

取材日の昼食は、具だくさんのけんちんうどん!

最後に、目指す施設の姿・目標を聞きました。

谷中:ご入居者さまの自主性を尊重して職員は見守る…そしてお手伝いが必要なときにはサポートをするというご入居者さまが「主役」の施設でありたいと考えています。日々の生活を大切に、ご入居者さまにはそれぞれご自身でできることを行っていただきながら、我が家のように感じられる居場所づくりを心掛けています。

アイセイ薬局グループでは今後も自立した生活を支援する4つの基本ケアに基づき、介護職員・薬剤師・管理栄養士等多職種が連携し、ご入居者さまの健康維持に貢献できるよう努めてまいります。

※グループホームは地域密着型サービスの一つで、認知症をお持ちのご高齢者に自宅にいるのと同じようにお過ごしいただく、少人数制の居住施設。当グループでは施設ごとに担当薬剤師がおり、往診同行や薬に関する不安・お悩みなどに対応しています。
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更年期と上手に向き合う
ヒントを薬局から
泉大津市でセミナーを開催

アイセイ薬局グループでは地域のみなさまの健康を守る身近な存在となれるよう、お薬による治療だけでなく、予防・未病対策も含めた総合的なサポートに取り組んでいます。12月17日に大阪府泉大津市で開催された、「泉大津市健康力向上プロジェクト・女性の更年期における“食”を考えるセミナー」の様子をお届けします。

人生の中で誰もが経験する更年期。性ホルモンの分泌量が急激に減少することに伴い、女性の約6割が心身にさまざまな不調を感じると言われています。セミナーでは「更年期と上手に向き合う」をテーマに、当グループの薬剤師と管理栄養士が更年期の不調を上手に乗り越えるヒントなどをお伝えしました。

「泉大津市健康力向上プロジェクト」はコロナ禍で健康状態に不安を抱える人が増加していることを受け、泉大津市が実施している事業です。プロジェクトモニターに登録されている市内在住の40代・50代の女性20名超にご参加いただき、第1部「『更年期』を正しく知ろう」では、薬剤師の西村知巳(にしむらともみ)が更年期とは何か、不調(更年期症状)の起こるメカニズムや症状別の対処方法等を解説。第2部「カラダの中から美しく ~腸内環境を整える~」では管理栄養士の松木愛(まつきまなみ)が腸内環境と健康について、腸内環境を整える食事のポイントなどを紹介しました。

セミナー中は熱心にメモを取る姿も見られ、「今まで何となくしかわかっていなかった更年期のことについて深く理解ができた」「日々の食事が健康な身体や肌へ影響が出ることをあらためて認識できた」「健康のために、食事の内容をもう少し考えてみようと思った」といった感想をいただきました。

お肌と頭皮の健康もチェック!

知っているようで実は知らない「かぜ」のことイメージ

更年期にはさまざまな体の変化が表れますが、肌の弾力低下や薄毛・白髪といったお悩みも…。セルフケアにお役立ていただけるように、チェック機器を用いた肌質・頭皮の測定もあわせて実施しました。

更年期の変化や不安・不調を解消するヒントは
アイセイ薬局の健康情報誌『ヘルス・グラフィックマガジン』にも!

毎号ひとつの症状にフォーカスし、医師や専門家監修のもと、メカニズム・改善方法などをさまざまな角度から、楽しいビジュアルで解説する季刊フリーペーパーです。
(年 4 回発行/発行部数 15 万部)

※デジタル版はこちら

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あなたは大丈夫?気になる『血糖値』
街の薬剤師が地域のための
血糖値セミナーを開催

1月8日、東京都練馬区で開催されたのは「街の薬剤師・管理栄養士による 血糖値セミナー」。生活習慣と社会環境の変化に伴って患者数が急増している糖尿病の対策には、発症予防・早期発見・合併症の予防が重要です。そこでアイセイ薬局 大泉学園駅前店が主催し、血糖値に関する9つのセミナーと血糖値・体組成測定、健康・栄養相談を実施しました。地域住民の関心も高く、50名以上の方にご参加いただきました。

セミナー講師を務めたのは「日本くすりと糖尿病学会」会員で、薬剤師の菅井貴洋(すがいたかひろ)。血糖値上昇の仕組みや検査値の見方、薬の働きと正しい使い方、低血糖症状の対処法などを丁寧に解説。熱心にメモを取ったり、持参されたご自身の検査結果表と照らし合わせながらお話を聞く方もいらっしゃいました。血糖管理に密接に関わる食事については、管理栄養士の池田清香(いけだきよか)が「誤解してない?食事制限 おいしく食べられるコツ」というテーマで食べる順番やおかずの工夫などクイズを交えながら紹介しました。

測定・相談コーナーには普段店舗をご利用いただいている方やお子さま連れのご家族など、多くの方が来場され、「血糖値を測りに来たけれど、ついでに体組成も…」「測定結果を受けて相談を…」と積極的にご参加いただき、大盛況となりました。

本イベントの企画・運営を主導した大泉学園駅前店の菅井に、開催の想いを聞きました。
「糖尿病は新薬の登場に伴って薬物治療が向上した一方で、サルコペニア※1やフレイル※2などの併存症が注目され、予防・管理の重要性がますます高まっています。しかし、糖尿病は自覚症状が乏しいため、通院を中断してしまう人も多いのが現状です。そのため、病状の把握は症状の有無に関わらず検査値を中心に行われることをしっかりとご理解いただくことが重要になります。
私は以前、総合病院で代謝・内分泌科の専任薬剤師として急性期の血糖管理や糖尿病教育に携わっていました。また、『世界糖尿病デー』に合わせた血糖測定イベントや講演会などの活動もしていたので、その経験をもとに、正しい知識の習得や適切な治療機会の発見を支援することで、地域の健康維持・増進に貢献したいと考え、今回のイベントを企画しました。プログラムの構成を考えたり、資料作成には苦労しましたが、ご参加くださった方から『勉強になった』『面白かった』など多くの感想を頂いて非常にうれしかったです。今後もこのような健康イベントを企画していきたいと思っています」

※1 サルコペニア:
筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態
※2 フレイル:
加齢に伴い身体の予備能力が低下し、健康障害を起こしやすくなった状態
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女性にうれしい栄養たっぷり オススメレシピ 
3月1日~8日は「女性の健康週間」

思春期から更年期まで女性が抱える悩みはさまざま。月経による鉄不足、お肌の悩み、更年期による女性ホルモンの減少、LDLコレステロール値の上昇など……。女性の味方として管理栄養士がオススメするのは「大豆」です。女性ホルモンに似た働きがあると言われているイソフラボンやお肌の調子を整えるビタミンE、良質なたんぱく質を取ることができます。今回は大豆のほか、鉄分や葉酸など女性が取りたい栄養が詰まったレシピをご紹介します。

アイセイ薬局 管理栄養士監修レシピ

豆乳と大豆のグラタン

1人分の栄養価

エネルギー…242kcal / たんぱく質…18.3g / 脂質…8.2g / 糖質…23.1g / 食物繊維…5.9g / 塩分…0.9g / コレステロール…21mg / 鉄分…2.8mg / 葉酸…180mg

【骨密度】 味噌仕立てミルク鍋
材料(2人分)
● 豆乳 100cc
● 薄力粉 大さじ1
● オリーブ油 小さじ1
● 鶏ささみ 30g
● 煎り大豆 5g
● 玉ねぎ 50g
● ゆでたかぼちゃ 30g
● ブロッコリー 50g
● パン粉 大さじ1
◆ 和風だしの素 小さじ1/2
◆ 塩こしょう 少々
作り方
  • ①玉ねぎをスライス、ブロッコリーは小房に分ける。
  • ② 鶏ささみは筋をとり、食べやすくカット。
  • ③ オリーブ油で①②を炒め、薄力粉を加えてさらに炒める。
  • ④ 豆乳を少しずつ加えてとろみがつくまで炒めたら、ゆでたかぼちゃを加える。
  • ⑤ ◆と煎り大豆を加えて軽く絡めたら、耐熱皿に盛り、パン粉をかける。
  • ⑥ オーブン200度で10分程度焼いて完成。
    (加熱時間は調整してください)
女性にうれしいポイント
  • ★バターの代わりにオリーブ油、鶏肉は皮や脂肪が少ないささみ、牛乳の代わりに豆乳を使用することで、コレステロールと飽和脂肪酸の摂取量を抑えられます(※一般的なグラタンレシピの約1/4のコレステロール量)
  • ★豆乳は牛乳に比べ、鉄分を多く含んでいるので、月経や食事量低下で鉄分が不足している方にオススメです
  • ★かぼちゃと大豆には抗酸化作用のあるビタミンEが含まれているので、お肌の健康にも◎
  • ★大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンに似た働きがあると言われています
  • ★ブロッコリーなどの葉物野菜には葉酸が多く含まれています
  • ※熱々で召し上がる料理のため、呼吸機能が落ちている方は負担にならないよう気を付けましょう

  1. 編集後記

    今回の表紙はまだ寒い冬の日でしたが、あたたかな日差しの中での撮影になりました。我が家のように過ごせる場所…というグループホーム。明るいスタッフとご入居者さまの笑顔が印象的でした。皆さまがいつまでも健やかな毎日を送れるように、グループ一丸となって取り組んでいきたいと思います。

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株式会社アイセイ薬局 コーポレート・コミュニケーション部
担当:原田・蛎崎(かきざき)
TEL:03-3240-0250 E-mail:koho@aisei.co.jp