アイセイ薬局

お知らせ

【PR】AISEI百景 2021年10月号

アイセイ薬局では、当社グループの最新ニュースをお届けする『AISEI百景』を隔月発行しております。Vol.4(2021年10月号)では高齢社会における薬局・薬剤師の役割、地域に根ざした薬局の取り組み、「世界糖尿病デー」に向けて管理栄養士監修の低糖質レシピなどをご紹介いたします。


薬剤師だから
できる 患者様の生活背景に合わせた医療

住み慣れた地域で健やかな暮らしをサポート
アイセイ薬局 大泉学園駅前店

アイセイ薬局 大泉学園駅前店

高齢化が進む日本では、介護が必要な状態となっても「住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができる」ような支援体制づくりが推進されています。健康寿命の延伸のためには、予防や未病対策も重要です。このような中、薬局・薬剤師は多職種と連携を図りながら、地域の皆さまの健康サポートや薬物治療に携わることがさらに求められています。アイセイ薬局グループは「かかりつけ薬剤師・薬局」として地域に根ざした薬局を目指し、患者さまや地域の皆さまの健康を支える拠点となるべく活動しています。

今回は、8月に地域連携薬局の認定を受けたアイセイ薬局 大泉学園駅前店における、患者さま・利用者さまの生活に寄り添う取り組みをご紹介します。薬剤師で店長の石垣達也(いしがきたつや)に話を聞きました。

駅前で利便性が高いこともあり、ご高齢者を中心に幅広い層の患者さまがいらっしゃいます。医療モール内や近隣のクリニックの処方せんに加え、お住いの近くで薬を受け取りたいと、少し離れた総合病院や大学病院の処方せんをお持ちいただくことも増えています。そのため「かかりつけ薬剤師・薬局」として患者さまのお薬を一元管理しながら、服薬のサポートや健康相談を行っています。患者さまからのご相談で多いのはお薬に対する疑問や不安、医師のお話の中で“わからなかった”ということや食事のことなどです。「先生にはこう言われたけど、どうしたらいいの?」といったご質問に対して、患者さまが実践しやすいように具体的にご説明しています。かかりつけ薬剤師としては、世間話を交えながら気軽にお話しいただけるような関係性を築けたらと考えています。ご相談やお話の中から未病やまだ受診していない不調などにも気付き、早期対策・受診をお勧めできるようにしたいと思っています。

患者さまの生活背景を理解し、寄り添ったサポートを

周辺には小さなクリニックも多いので、患者さまの約半数が2カ所以上の医療機関を受診されています。別の医療機関から処方された同じ効能の薬を重複して服用したり(重複服用)、多くの種類の薬を服用したり(多剤服用)すると、薬本来の効果が得られなかったり副作用などのリスクがあります。患者さまがより安全で効果的な治療を続けられるように、薬の重複や飲み合わせを確認することも重要です。同時に、クリニックの医師にも情報提供し、医療機関の橋渡しができるように努めています。

大泉学園駅前店 石垣店長
大泉学園駅前店 石垣店長

また、ご高齢の患者さまの服薬指導時にはどのような生活をされているかお話を伺いながら、適正な薬の管理や服薬ができるようにアドバイスやサポートを行っています。「薬が余ってしまっている」という方も多いので、薬剤師がお手持ちの薬の状態や数を確認し、次回同じ薬が処方された際に、処方量を調整してもらえるよう医師に連絡するなど、調整・管理のお手伝いをしています。

自宅など住み慣れた環境での療養を希望され、在宅医療を受ける患者さまも増えています。当店では現在、個人宅と介護施設の在宅に対応しています。個人在宅は自転車で通える本当に近隣の患者さまです。患者さまやご家族をサポートするために、医師・看護師、ケアマネージャー、ヘルパー(訪問介護員)など多職種と連携し、それぞれの状況に合わせたサービスを提供しています。

グループホームの入居者さまに対しては、2週間に1度の医師の往診に同行し、配薬・服薬指導をしています。薬が変更になったときのフォロー、服薬状況、飲み合わせなど、問題があればすぐに対応できるように施設長と連携をとっています。グループ会社が運営する施設なので、より緊密な連携体制になっていると思います。

※ 認知症をお持ちのご高齢者に、少人数で「自宅にいるのと同じ」ように暮らしていただく施設。グループ会社の株式会社愛誠会が運営する「はなまるホーム」は、地域密着型サービスとして「住み慣れた地域で生活を続ける」ことができるように介護を提供している。

患者さまと医療機関を結ぶ存在に

地域医療の中で、薬局は気軽に立ち寄れる場所、そして患者さまと医療機関を結ぶハブのような存在でありたいと思っています。地域の高齢化も進んでいるので、かかりつけの患者さまが在宅医療に変わるときに継続してサポートできる体制などを充実させていきたいと考えています。

アイセイ薬局 大泉学園駅前店

所在地:東京都練馬区東大泉5-40-24 サンダリオンビル1F
2012年4月開局
地域連携薬局/在宅医療対応


「地域連携薬局」とは
入退院時、自宅・介護施設での療養(在宅医療)など、療養の場が変わっても患者さまが安心して薬による治療を継続できるよう、地域の医療機関・介護関係施設などと情報連携しながら対応する薬局。厚生労働省令で定める基準を満たした薬局が、知事から認定される。

地域に寄り添い共に歩む富士山麓のよろず相談所
アイセイ薬局 下吉田店

アイセイ薬局 下吉田店

山梨県富士吉田市にあるアイセイ薬局 下吉田店は「よろず相談所」のような存在として、開局から約20年間地域に寄り添ってきました。皆さまの身近な相談役としてサポートしているのは薬剤師歴48年、店舗立ち上げ時から店長を務める新田ちず子です。処方せんがないときでもお立ち寄りいただき、薬のことだけでなく、介護や日常生活、時にはお子さまの進路のことまで、さまざまなご相談にお応えしています。「かかりつけ薬剤師」にご登録いただいている患者さまは100人以上。患者さまの性格や状況を踏まえて、一人ひとりにあったアドバイスやサポートを行っています。

いつも身近にいるかかりつけ薬剤師として地域を見守る

かかりつけ薬剤師は夜間・休日など、薬局の営業時間外でもお薬に関するご相談に応じることになっていますが、新田店長は「いつでも何でもご相談ください」と患者さまにお伝えして24時間対応を実践しています。一人暮らしのご高齢の患者さまから夜間にご連絡をいただいた際に、異変を感じご自宅に駆け付けるなど、高齢化が進む地域で見守りの役割も担っています。

患者さまからご相談を受ける中で甲状腺の腫れに気付き、専門医受診をお勧めして早期発見につながったこともあります。そうした経験から、最適な治療・医療機関をご紹介することの重要性を改めて実感し、これまで以上に注意深く、きめ細やかな対応を心掛けています。予防医療にも積極的に関わり、薬局内に留まらず、未病対策や漢方薬の情報交換など多職種が集まる会にも参加。地域での多職種連携にも取り組んでいます。

地域の皆さまに寄り添い、共に歩む――新田ちず子に、今の思いや今後の目標を聞きました。 「薬剤師は、多くの方から『ありがとう』をいただける素晴らしい職業だと感じています。71歳の今も毎日が勉強。多方面でスキルアップしてもっと患者さまの健康を支えるために尽力していきたいです。これからも地域の皆さまを、いつもこの場所で待っていたいと思います」

※「かかりつけ薬剤師」は、薬による治療や健康、介護などについて豊富な知識と経験を持った薬剤師が、患者さまの疑問やニーズに沿った相談に応じる制度(2016年4月開始)。この制度をご利用いただくと、患者さまが使用している処方薬や市販薬などの情報を一元的に把握でき、薬の重複や副作用などについて継続的なチェックが可能になる。

あしたがちょっと健康に
健康情報メディア『HELiCO』スタート!

予防医療のための有益な情報や、セルフケアに役立つ健康情報を、当社の強みである「デザインの力」を発揮して、わかりやすく魅力的に紹介する『ヘルス・グラフィックマガジン』。そのノウハウを活かして、新たな健康情報メディア『HELiCO(ヘリコ)』を開始しました。

『HELiCO』トップページ

『HELiCO』トップページ

HELiCOは「あしたがちょっと健康に」をコンセプトに、 “予防”を中心とした正しい情報を、わかりやすく発信していきます。「気軽に読める」「実践しやすい」コンテンツを提供することで、健康情報をもっと身近に感じてもらい、そのうち一つでもお試しいただくことで皆さんの「あしたがちょっと健康になったら」、そう考えています。


HELiCOの特徴

40代前後の女性を中心に、多くの方に楽しんでいただける編成

40代前後は、自身や家族の健康状態を意識する方が増える年代です。一方で、これまで健康情報とは縁が薄かったため、ヘルスリテラシー(健康に関する情報を入手し、理解して活用する力)の低い方が多いのも事実です。そういった方々も敷居の高さを感じることなく、気軽に読みながらヘルスリテラシーの向上が期待できるコンテンツが充実しています。

ニッチェ江上さんへのインタビューの1コマ
ニッチェ江上さんへのインタビューの1コマ

HELiCOの特徴

バラエティ豊かなラインナップで健康情報をお届け

2カ月ごとにワンテーマを設定し、そのテーマを硬軟織り交ぜたコンテンツで掘り下げていく「特集」(初回テーマは『秋バテ』)、トリビアやレシピなど楽しみながら健康情報を学べる「連載」、アイセイ薬局発行のフリーペーパー『ヘルス・グラフィックマガジン』をWeb化した「HGM Web」などのカテゴリを設定、多彩な切り口で健康情報を発信していきます。

ジョンソンともゆきさんの「秋バテ」漫画の1コマ
ジョンソンともゆきさんの「秋バテ」漫画の1コマ

HELiCOの特徴

エビデンスに基づいた精度と鮮度の高い情報

医師や大学教授・薬剤師・管理栄養士・スポーツインストラクターなど、各領域の専門家にコンテンツの監修を依頼。エビデンスに基づいた精度と鮮度の高い情報を、思わず読みたくなるポジティブでわかりやすいコンテンツにしてお届けします。

ストレッチ・ながら運動を監修いただいた谷本道哉先生
ストレッチ・ながら運動を監修いただいた谷本道哉先生

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生活に取り入れやすいコンテンツを厳選

健康情報は、実際に試していただかなければ意味がありません。HELiCOでは、「気軽に読める」「スキマ時間に試せる」コンテンツを提供し、そのうちの一つでも生活に取り入れていただくことで、皆さんの「あしたがちょっと健康に」なるお手伝いをします。

スパイス料理研究家印度カリー子さん考案の簡単スパイスレシピ
スパイス料理研究家印度カリー子さん考案の簡単スパイスレシピ
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血糖値を健やかに
11月14日は「世界糖尿病デー」

生活習慣と社会環境の変化に伴い急増しているといわれる糖尿病。高血糖の要因としては、食べすぎ、肥満、運動不足、睡眠不足・ストレス過多などがあります。高血糖を放置すると、糖尿病だけでなく、心疾患・脳梗塞・動脈硬化などのリスクが高まるといわれています。自覚症状がなく、気付きにくいのが高血糖の怖いところです。血糖値を健やかに保つポイントは、食事の見直しと運動。糖質のとり方や摂取量を見直したり、継続できる運動を探したりすることが大切です。「世界糖尿病デー※1」をきっかけに、見直してみませんか?

今回は糖質※2が気になるおかずを、当社の管理栄養士が低糖質にアレンジしたレシピをご紹介します。

アイセイ薬局 管理栄養士監修レシピ

低糖質♪大根がくせになる!
◆やみつき大根餃子◆

1人分の栄養価

エネルギー:206kcal/たんぱく質:12.7g/脂質:5.3g/炭水化物:16.6g(糖質※2:13.1g+食物繊維:3.5g)/塩分:1.4g

やみつき大根餃子
材料(2人分:約12個)
大根 太め4~5㎝
キャベツ 100g ★
ニラ 20g ★
しょうが、にんにくおろし 各小さじ1 ★
鶏ひき肉 100g ★
1g ★
ごま油 小さじ1
片栗粉 大さじ1
   
つけだれ(1人分)  
しょうゆ 小さじ1
大さじ2
ラー油 3滴程度
作り方とポイント
  • ① 大根はよく洗ってからスライサーまたは包丁で2㎜幅くらいにカット
  • ② ①に塩を振って少し置くと水気が出るので、キッチンペーパーで水気を吸い取る。
  • ・大根は皮つきでOK!
  • ・包丁の場合、4~5㎝に切ってから始めると、最後の方で薄くなったときにカットが難しくなります。大きいままで、必要分だけスライスしていくと○
  • ③ ★の材料をすべて混ぜ、タネをつくる。
  • ・ビニール袋の中でタネをつくると、洗い物がラクになります。
  • ④ スライスした大根に片栗粉を振りかけるか、ボウルに片栗粉を入れて、1枚ずつ片面のみまぶす。
  • ⑤ ④を並べ、1/12量ずつタネをのせ、半分に折る。
  • ・厚めになってしまったときは、浅く切り込みを入れて、そこで折ると○
  • ⑥ フライパンにごま油を熱し、蓋をして両面ともこんがりと焼く。

※1 国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機関(WHO)により1991年に制定され、2006年の国連総会において国連デーに指定。
※2「炭水化物-食物繊維」で計算したいわゆる「糖質」。日本食品標準成分表の利用可能炭水化物とは異なる。

編集後記

人生100年時代といわれる今、いかに健康的に過ごすか、治療や介護が必要なときにもいかに自分らしく過ごせるか……薬局・薬剤師は地域の皆さまの生活に寄り添い、健康・医療を支える身近な存在でありたいと考えています。皆さまの「あしたがちょっと健康になる」ようお手伝いをしていきます。

施策に関するご質問や取材のご依頼はこちらから

株式会社アイセイ薬局 コーポレート・コミュニケーション部
担当:原田
TEL:03-3240-0250 E-mail:koho@aisei.co.jp