アイセイ薬局

お知らせ

【PR】AISEI百景 2021年8月号

アイセイ薬局では、当社グループの最新ニュースをお届けする『AISEI百景』を隔月発行しております。Vol.3(2021年8月号)では食生活改善・栄養サポートの取り組み、昭和女子大学で実施した「ヘルス・グラフィックマガジン表紙アイデアワークショップ」の様子などをお届けいたします。


薬剤師×管理栄養士で普段ごはんから健康を支える

薬局で気軽に栄養相談できる仕組みづくり
薬剤師×管理栄養士の連携強化

印西牧の原店で実施した「栄養相談会&セミナー」にて、減塩をテーマに公演
印西牧の原店で実施した「栄養相談会&セミナー」にて、減塩をテーマに講演
(アイセイ薬局 管理栄養士 清水 慈子(しみず ちかこ))

これからの超高齢社会を見据え、健康寿命の延伸や快適な暮らしの維持のためには、薬物治療だけでなく、生活習慣のこと、食事・栄養のこと、介護のことなど、健康に関する総合的なサポートが欠かせません。アイセイ薬局グループでは「地域医療に貢献したい、地域の方々に寄り添える薬局でありたい」という思いを大切に、「ヘルスデザイン・カンパニー」として地域の皆さまの健康を守る取り組みを推進しています。今号では、9月の「健康増進普及月間」「食生活改善普及運動月間」に向けて、食生活改善・栄養サポートの取り組みを特集します。

アイセイ薬局 西新小岩店(東京都葛飾区)をはじめ一部の店舗では、定期的に管理栄養士による栄養相談の場を設け、生活習慣や食生活の改善などのご提案を行ってきました。現在、さらに管理栄養士と薬剤師の連携体制を強化、気軽に健康や栄養の相談ができる場所として健康サポート機能の拡大を図っています。患者さまの体調や生活背景をよく理解している薬剤師と、食・栄養の専門家である管理栄養士が連携することでより効果的な薬物治療が進められることに加え、継続的な栄養指導によって食生活・栄養面の改善、減薬にもつなげたいと考えています。疾患・症状に合わせた食事改善提案を行う中で、クリニックとの連携も開始しました。今後も患者さまご本人が「改善したい」という意識を持って取り組んでくださるように、総合的なサポートを実施してまいります。

また、病気を予防するのも薬局の大切な役割の一つです。予防啓発や健康づくりに貢献するため、薬剤師・管理栄養士による地域活動も継続しています。

※毎年9月は厚生労働省が定めた「健康増進普及月間」および「食生活改善普及運動月間」。「健康増進普及月間」は生活習慣病の特性や運動・食事・禁煙など個人の生活習慣の改善の重要性についての国民一人ひとりの理解を深め、さらにその健康づくりの実践を促進することを目的とする。(厚生労働省ホームページ参照)



栄養相談CASE01

「気軽に何でもご相談いただける薬局になりたい」
アイセイ薬局 第2東川口店

アイセイ薬局 第2東川口店では月に1回、健康相談・栄養相談会を実施。健康チェック機器での測定結果に基づいてお話を伺いながら、薬剤師や管理栄養士がアドバイスをしています。薬剤師で店長の澤田裕美(さわだひろみ)と管理栄養士の高橋晶(たかはしひかる/東川口店所属)に話を聞きました。
※感染防止対策をとりながら、少人数で実施

アイセイ薬局第2東川口店

一人ひとりに合わせたサポートを

澤田:健康サポート薬局として、「どこ(誰)に相談したらいいんだろう?」というようなことを気軽に聞ける場所でありたいと考えています。最近、健康に対する意識は全体的に高まってきています。いろいろなテーマで相談会を開催することで、今まで自分の体や健康のことをあまり考えたことのない方でも「自分はどうだろう? 大丈夫かな?」と考えるきっかけにしていただけたらと思っています。早めに予防・未病対策をすることも大切です。

高橋:毎日とる食事だからこそ、健康のために気を付けられることがあります。管理栄養士として一緒に考えて、取り入れやすいものを提案していきたいと思っています。
「花粉症と食べ物」をテーマにした相談会のときには、お子さんが花粉症というお母さまがいらっしゃったので食事で気を付けたいこと、症状緩和におすすめの食品などをご紹介しました。

花粉症の症状緩和におすすめな食品
「花粉症と食べ物」相談会資料から抜粋

食物繊維を含む食品もおすすめというお話をすると、実は便秘でも悩んでいると打ち明けてくださいました。子どもの間食(おやつ)は大切な栄養源なので、おやつで食物繊維をとるポイントなどをお伝えしました。食生活のアドバイスをするには、地域特性やその方のことをよく知る必要があります。その上で、普段の食生活・生活スタイルに合った改善策を提案したいと思っています。「塩分を控えるにはお酢を使うのがおすすめと言われたけれど、酸っぱいのはあまり得意ではない」「外食やコンビニ食材の利用が多いので、気を付けることを教えてほしい」など、皆さまそれぞれ状況が異なります。「カルシウム不足が気になるけれど、牛乳は苦手」といった方には他の食品で補えるようにご案内したり、一人ひとりに合わせてサポートしていきたいと思います。お話ししている中で、私も勉強になることがたくさんあります。一緒に考えて、いろいろな工夫をしながら取り入れやすいものを提案していきたいです。

澤田:新型コロナウイルスが収束したら、医師や看護師など多職種と連携した「健康チェック&相談会」も再開したいです。お薬を使った治療のサポートだけではなく、病気にならないためのお手伝いをしたり、お困りのことがありそうだったらお話を聞いてアドバイスしたり、気軽に何でもご相談いただける薬局になりたいと思っています。



栄養相談CASE02

「地域の皆さまの人生に寄り添う薬局であるために」
アイセイ薬局 印西牧の原店

日頃の健康相談から一歩踏み込んだ健康サポートを実現するため、管理栄養士と連携した「栄養相談会&セミナー」を開始したアイセイ薬局 印西牧の原店の店長 飯塚友梨(いいづかゆり)に話を聞きました。

アイセイ薬局印西牧の原店

時々、気付かないうちに腎機能が低下していたというような患者さまがいらっしゃいます。高血圧や糖尿病などでは初期に自覚症状がないことが多いので、生活習慣や食事を見直すタイミングを逃してしまうこともあると思います。「サイレントキラー」の周知や、自分の健康に関心を持っていただくことが大切だと思い、栄養相談会&セミナーを実施することにしました。

健康のため、重症化を防ぐためには食生活の改善も必要ですが、「理想形」だけをお伝えしても実践するのは難しいと思います。そこで管理栄養士と連携して、一人ひとりの生活スタイルに合わせた提案を行い、いつもの食生活の延長線上で少しずつ改善していただけるようにと考えています。私たち薬剤師もスキルアップして普段の服薬指導に取り入れながら、皆さまの健康意識を高めるきっかけづくりをしていきたいです。

必要なときにサポートできる身近な存在に

薬局は医師に聞きにくいことでも相談できる場所、気軽に聞ける場所でありたいと思っています。「先生がこう言っていたけれど、どういうこと?」という患者さまの疑問に、先生の意図を説明して補充するのも薬剤師の役割です。また、処方せんに基づいてお薬を出すだけではなく、患者さまの変化に気付くことも大切だと感じています。比較的若い世代が多い地域ですが、これから年齢を重ねていく皆さまの人生に寄り添っていけるように、患者さまのことをよく知って、必要なときに手を差し伸べられるように。患者さま・地域の方々との普段のコミュニケーションを大切にして、“皆で見守る”ために多職種連携も強化していきたいと思っています。

セミナーレポート

第1回:栄養相談会&セミナーを行いました!

気になる減塩、食・栄養のお悩みに管理栄養士がアドバイス

気になる減塩、食・栄養のお悩みに
管理栄養士がアドバイス♪

「栄養相談会&セミナー」第1回のテーマは「減塩」。当日は、管理栄養士の清水慈子(しみずちかこ)が減塩が必要な理由、塩分表示のことや減塩のコツなどについてお話ししました。

個別の栄養相談では「夫が何にでもしょうゆをかけたり、減塩つゆを手作りしても好まなかったり、なかなか制限できない」、「血圧が高いので減塩が必要だけど、漬物が良くないのか」、「妊娠から体重が10キロ増えたので減量したい。低血糖症状も心配」など、さまざまなお悩みが寄せられました。清水が詳しくお話を伺いながらアドバイス。「薬局で食事や栄養の話を聞けるのは助かる」「家族にも伝えたい」といった声をいただきました。

「地域での取り組みを通して、まだ食事改善の必要性を理解していない・気付いていない方を含め、もっと多くの方に健康に関心を持っていただけるように活動していきたいと思います。薬剤師と管理栄養士の連携も強化しながら、気軽にご相談いただける環境づくりを進めていきたいです」

編集部が女子大に潜入!?
ヘルス・グラフィックマガジン表紙アイデアワークショップ

昭和女子大学ワークショップの様子

予防医療のための有益な情報や、セルフケアに役立つ健康情報を、当社の強みである「デザインの力」を発揮して、わかりやすく魅力的に紹介する『ヘルス・グラフィックマガジン(以下HGM)』。HGMのこだわりの1つである表紙は、ちょっと素通りできないようなユニークでインパクトのあるビジュアルで評判です。

今回、「メディア×アート×デザイン⇒SDGs 達成への貢献」をテーマにクリエイションに挑戦している、昭和女子大学現代教育研究所のプログラム「Co-Creation Challenge(コクチャレ)」「Co-Creation Learning Session(コクリ)」の特別セッションに、講師としてお招きいただき「表紙アイデアワークショップ」を実施しました。

※「社会に触れ、社会に迫り、社会を変えよう!」そんな想いをカタチにするチャレンジプログラム
「コクチャレ」は大学生(昭和女子大学 Leaders Academy)、「コクリ」は高校生(昭和女子大学附属昭和高等学校)対象

テーマは「花粉症」。ワークショップでは5つのステップを通じて、正しい情報をわかりやすく伝えるにはどうしたらいいか? 興味をひくのはどんなポイントか? など、「伝えるチカラ」を学びながら、グループに分かれて表紙アイデアを形にしていきます。

ワークショップの流れ

まず、「花粉症」をテーマに、連想してアイデアをどんどん広げていきます。次に、アイデアを組み合わせて、おもしろそうなものや斬新な組み合わせになりそうなものを探していきます。アイデアがあふれすぎて、絞り込むのに苦戦するグループも! 組み合わせたアイデアを決めたら、具体的な表紙ビジュアルへ。皆、集中して取り組んでいました。

「花粉症」をテーマに、連想してアイデアをどんどん広げていきます

各グループ代表の“珠玉の1案”を選び、なぜこのアイデアを選んだのか、どこが良いアイデアだと思ったのか、絵にしたときのポイントなどを発表。最後に、「わかりやすいか」「新しいか」「インパクトがあるか」等のポイントで採点して振り返りました。

各グループ代表の“珠玉の1案”を選びポイントなどを発表

編集長・門田「アイデアを考える際、どうしても自分の経験や記憶、知っている情報の中で考えがちです。でもそれではアイデアの広がりに限界があります。そこで複数の人で協力してアイデアを考えることで、アイデアはさらに広がり深まっていきます。そして多くの人に理解・共感してもらえる、すてきなアイデアが生まれます」

【参加者の声】
◎アイデアの発想は個人の経験や体験から多くの引き出しが生まれるが、グループで進めていくことで、自分の体験・想像以上のアイデアが誕生することを体験できた。
◎自分が伝えたいことを具現化するうえで、いかにわかりやすく興味を引き付けるかが大切。今回、どう考えてまとめていけばいいかを知ることができた。

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おうち時間のおやつ・おつまみにひと工夫!
管理栄養士オススメレシピ

長引くコロナ禍で、おうちごはんや間食の機会も増えていると思います。そこで、健康を意識した、簡単に作れるおやつ・おつまみのレシピをご紹介します。

◆おやつで便秘解消 ごぼうとココアのマフィン◆
ごぼうがくるみにも似た味わいに

1個分の栄養価

エネルギー157kcal/たんぱく質3.5g/脂質5.9g/炭水化物23.4g(糖質22.1g+食物繊維1.3g)/塩分0.3g

ごぼうとココアのマフィン
材料(直径4~5㎝程度×5個分)
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1(4g)
砂糖 30g
1個
バター 20g(サラダ油20gでも可)
ピュアココア 10g
牛乳 20cc
ごぼう 30g
作り方
  • ① ごぼうは5㎜角に切り、乾煎りしておく。バターは常温でやわらかくしておく。
  • ② 薄力粉、ベーキングパウダー、ココアを一緒に量っておく。
  • ③ バターに砂糖を入れ、白っぽくなるまで混ぜたら、卵を少しずつ加え混ぜていく。
    (サラダ油使用の場合は、卵→砂糖→サラダ油)
  • ④ 牛乳を少しずつ加えたところに、②をふるい入れる。
  • ⑤ ゴムベラを使って、底からすくうようにしながら、均一に混ぜる。
  • ⑥ 型の8分目まで入れて、上からごぼうをトッピング。
  • ⑦ 180度のオーブンで20分程度焼く。

◆おうち居酒屋レシピ レタスの豚巻き◆
おしゃれな見た目で味はがっつり満足感の1品

1人分の栄養価

エネルギー140kcal/たんぱく質16.9g/脂質4.6g/炭水化物4.6g(糖質4.1g+食物繊維0.5g)/塩分0.9g 

レタスの豚巻き
材料(1人分)
豚肉薄切り 5枚程度
サニーレタス 2枚
しょうゆ 小さじ1
小さじ1
みりん 小さじ1
しょうがおろし 少々
作り方
  • ① 豚肉を端が少しずつ重なるように並べ、サニーレタスを上に重ねる。
  • ② くるくると巻いて、油はひかずにフライパンで焼く(つなぎ目から焼き始める)。
  • ③ 調味料を合わせたものを加えて、水気が減るまで煮立たせる。3等分くらいにカット。

※「炭水化物-食物繊維」で計算したいわゆる「糖質」。日本食品標準成分表の利用可能炭水化物とは異なる。

編集後記

今号では“健康で幸福な生活を送るために欠くことのできない”とされる栄養・食生活についての取り組みをご紹介しました。健康なときや「未病」の段階でも、薬局を活用していただけたらと考え、アイセイ薬局グループでは栄養相談やイベントの開催、健康情報の発信などを続けています。

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株式会社アイセイ薬局 コーポレート・コミュニケーション部
担当:原田
TEL:03-3240-0250 E-mail:koho@aisei.co.jp