アイセイ薬局

お知らせ

【PR】AISEI百景 2023年4月号

アイセイ薬局では、当社グループの最新ニュースを紹介する『AISEI百景』を発行しております。Vol.13(2023年4月号)では新年度の社長メッセージ、地域の元気と笑顔のために、千代田区と連携して実施した「健康チェック相談会」の様子などをお届けします。


アイセイ百景4月号
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変化を続けながら患者さまのために
さらに充実したサービスを提供できる薬局へ

代表取締役社長 藤井江美

新年度の始まりに際し、ご挨拶を申し上げます。2023年度もアイセイ薬局グループは地域に根差し、皆さまに選ばれる薬局・施設を目指してまいります。
今年度はいよいよ新型コロナも第5類への指定変更となる見込みで、やっと平穏な日常が戻るのではないかと期待をしております。しかしながら、医療機関等はマスクの着用を推奨されるなど、感染症への対策を引き続き求められています。従業員一同、患者さまが安心してご利用いただけるように、今後とも対策を継続してまいります。

昨年度も新型コロナの影響、調剤報酬改定の影響があり、対前年比若干の減益となりました。今年度は調剤報酬の経過措置期限の終了、薬価改定等、さらに厳しい状況が見えています。しかしながら、引き続きのコスト削減、業務効率化、また各種加算の取得、患者さまサービス向上に取り組むことで、少しでも減益幅を縮めるべく努力をしてまいります。我々企業だからこそできる取り組みが多数あります。人材の流動化などでは、かかりつけ薬剤師として長く同じ店舗にいられないのではないかとのご意見もございますが、その反面医療過疎地への人材輩出を行うことができています。調剤チェーンへの厳しい意見もありますが、収益があることで、ICT化への対応等、国からの要望に速やかに応えることもできるのです。さらに薬局の機能向上として、健康サポート薬局、地域連携薬局への取り組みを進めてまいりました。現在は健康サポート薬局70店舗、地域連携薬局103店舗取得※1しておりますが、今年度も引き続き推進してまいります。

いよいよ電子処方箋も始まり、薬局のICT化も導入フェーズが終わり、運用フェーズへと入っていきます。これからはデータ・情報をいかに活用し、患者さまのためのサービスをより充実したものにできるのかが求められてきます。在宅医療の分野においても無菌調剤室を7店舗に導入※2し、より高度な治療への参画が可能となっています。過不足なく対応するためにも、薬局・薬剤師の質的向上が必須となります。店舗環境整備だけでなく、研修環境等もより一層充実した内容としていますので、今後とも求められる役割を果たして行きたいと考えています。

昨年度は千代田区と官民連携による高齢者の日常生活支援を推進するため、「千代田区と事業者の連携による高齢者等に対する生活支援等サービスの実施に関する協定」を締結しました。その支援の一環として、千代田区 × アイセイ薬局 × 地区歯科医師会による健康チェック相談会(フレイル測定会)を開催いたしました。ここ2、3年はコロナ禍で開催が難しい状況もありましたが、ご参加いただいた皆さまの笑顔を拝見し、やはりこういったイベントを通しての地域交流を我々はもっと推進し、皆さまのお役に立ちたいと強く感じました。我々調剤チェーン、いえ、薬局チェーンは調剤だけではない支援ができます。今年度も引き続き各地域での健康サポート事業を進めてまいります。

ここに書ききれないのですが、他にも多種多様な取り組みを進めています。従前から申しておりますが、永続的な企業になるために、変化を続けていける会社として邁進してまいります。今年度も引き続きよろしくご支援のほどお願い申し上げます。

※1 2023年3月末時点
※2 無菌調剤室の共同利用、クリーンベンチの導入等も進めています

アイセイ薬局グループでは厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」に基づき、全国の拠点・薬局で患者さま・利用者さまと従業員の安全を第一に考え、感染予防及び拡大防止に関連したさまざまな対策を引き続き実施しております。これからも地域の皆さまに「安心・安全」な医療・介護サービスを提供できるよう、患者さま・利用者さまの視点に立った店舗・施設運営を進めてまいります。
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いつまでも元気に過ごせるように
千代田区と連携しフレイル対策に貢献

65歳以上の人口が3600万を超え、総人口に占める割合約29%※1という超高齢社会の日本。団塊の世代が75歳を迎え始めたことにより後期高齢者の割合も増加し、「住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができる」支援体制づくりが急務となっています。また、健康寿命の延伸のためには予防や未病対策も重要です。アイセイ薬局グループは「地域のかかりつけ」として健康管理の身近なパートナーになれるよう、お薬による治療のサポートだけではなく、予防や未病の段階からの健康サポート、健康相談や地域活動等に取り組んでいます。

その一環として2022年12月には千代田区と、ご高齢者等を支える地域づくり及び地域包括ケアのさらなる推進を図ることを目的とした「千代田区と事業者の連携による高齢者等に対する生活支援等サービスの実施に関する協定」を締結しました。協定に基づく地域貢献活動として、2023年3月16日に万世橋区民館(千代田区外神田)で開催された「健康チェック相談会(フレイル測定会)」の様子をご紹介します。

※1 総務省統計局 人口推計(令和4年(2022年)9月確定値)

健康相談をもっと身近に 
薬局がつなぐ地域の輪

長引くコロナ禍の影響により、ご高齢者の閉じこもりや健康への影響が懸念されています。加齢に伴い筋力や心身の活力が低下し、虚弱な状態になった「フレイル」。介護が必要になる一歩手前ですが、フレイルの段階で早く気付き対策することで健常な状態に戻ることができると言われています。そこで、気軽に楽しみながら身体の状態を知り健康を意識いただく機会を設けることで、介護予防・フレイル対策につなげたいと、今回のイベントを実施。千代田区内にお住まいの方、計64名にご参加いただき大盛況となりました。

「週2回の体操とヨガを続けているけれど、立ち上がりのチェックで筋力が弱くなっていると出たのでもう少しがんばらなきゃ」「毎週通っているトレーニングのクラスの先生に勧められて来ました」など、普段から健康を意識され、運動を続けている方も多い様子。「血管年齢が一番気になっていて…指先で測れるのは簡単でいいね」といった感想もいただきました。野菜摂取量チェックは管理栄養士が担当、栄養・食事のアドバイスも実施。すべてのチェックを終えて、あらためて食事の相談をしたいという方もいらっしゃいました。お薬の相談コーナーでも、いつも飲んでいる薬のこと、サプリメントの飲み合わせのことなどさまざまなご相談があり、薬剤師がおくすり手帳を見ながらお一人おひとりのお悩みにお答えしました。

安全・安心に服薬していただくために

複数の医療機関を受診されると、薬もその度に異なる薬局で受け取られていることがあり、患者さまの健康情報を正確に把握しづらくなります。そこで、「かかりつけ薬剤師・薬局」として患者さまの健康情報を一元的・継続的に把握することで、薬を安全・安心に、より効果的にご使用いただくことにつながります。また、患者さまが医師にお伝えし忘れたこと、伝えづらいことなどを代わりに医療機関に連絡したり、「薬が多すぎて飲みにくい」「薬が残ってしまっている」といった場合に患者さまのご希望を踏まえ、医師に処方内容の見直しや減薬などの提案を行ったりすることも薬剤師の重要な役目です。

アイセイ薬局グループでは医療・介護職、自治体職員等の多職種と連携し、患者さま一人ひとりに合わせたサービスの提供に努めています。

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「いつもの…」と安心できる
地域の薬剤師・薬局を目指して
アイセイ薬局 九段南店

千代田区役所の向かいにあり、近隣にお住まいの方やお勤めの方にご利用いただいているアイセイ薬局 九段南店。「健康チェック相談会」で相談コーナーを担当した、薬剤師で店長の今村明日香(いまむらあすか)に話を聞きました。

アイセイ薬局 九段南店 今村店長

薬剤師・薬局は薬をお渡しするだけではなく、コミュニケーションを大切に、患者さまの生活を把握しながら患者さまのサポートができるようにと考えています。服薬指導の際には患者さまが納得されるまでお話を聞いたり、お気持ちをくみ取っていろいろ説明するように心掛けています。ご高齢の患者さまからは後日、「飲み方がわからなくなってしまった」などと電話でお問い合わせをいただくことも多く、ご希望の方にはかかりつけ薬剤師・薬局としてサポートさせていただいています。

「健康チェック相談会」では「ずっと飲んでいる薬があるけれど、このまま飲み続けても大丈夫?」など、普段気になっていることやお悩みなどいろいろご相談を受けました。医師にはなかなか言いにくいけれど、薬剤師には聞きやすい、イベントという場だから話しやすい、ということもあったようです。お互い座っているという環境だったので、いろいろ質問してじっくりお話ししたいという方も多かったのかなと思います。薬について日ごろからお悩みや気がかりなことを抱えている方が想像以上に多かったので、お話をうかがって不安を少しでも取り除けるように…と対応しました。コロナ禍でこれまでほとんど機会がなかったのですが、今後、地域の方とつながりを持って皆さまの健康に貢献できるように、こうしたイベントでの相談も積極的に行っていきたいと思います。また、地域の医療機関等との連携を深め、患者さまと医療機関のかけ橋になるような「地域の薬局」を目指したいです。高齢化が進み、ニーズも増えていくと思いますので、在宅医療や認知症カフェなど認知症支援サービスにも取り組んでいく予定です。

患者さま・地域の皆さまに顔や名前を覚えていただき、「いつもの薬剤師さんだから安心」と思っていただけるような、そんな薬剤師・薬局になりたいと考えています。

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知らないうちに
血圧上がっていませんか?
5月17日は「世界高血圧デー」

高血圧は脳卒中や心臓病などの要因になり、自覚症状がないために「サイレントキラー」とも呼ばれています。命に関わる病気を予防するためには日頃から適切な血圧を保つことが大切です。

高血圧の原因のひとつは「塩分の取りすぎ」。食事では、「塩分を取りすぎない」「ナトリウム排出を促すカリウムを取る」ことが重要です。生活習慣病の発症予防を目的としたカリウムの摂取目標量※1は、成人男性で1日3,000mg以上、女性で2,600mg以上。野菜や果物に多く含まれているので、意識的に取りましょう。今回は食塩不使用でカリウムが簡単に取れるレシピをご紹介します。
※ 腎臓病のある方はカリウムの摂取制限が必要な場合があるため、主治医の指示に従ってください。
※1「日本人の食事摂取基準」(2020年版)による

アイセイ薬局 管理栄養士監修レシピ

3種果実のヨーグルトスムージー

1人分の栄養価

エネルギー…160kcal / たんぱく質…2.6g / 脂質…7.3g / 糖質…20.5g / 食物繊維…4.1g /
カリウム…600mg / ビタミンC…51mg / クエン酸…1g

3種果実のヨーグルトスムージー
材料(2人分)
● アボカド 40g(約1/4個)
● バナナ 50g(約1/2本)
● キウイ 50g(約1/2個)
● レモン汁 5cc
● 飲むヨーグルト 25cc
● 水または炭酸水 25cc
作り方
  • ① アボカド、バナナ、キウイを1口大にカット。
  • ② ミキサーにすべての材料を入れて、スイッチON。
  • ③ なめらかな状態になったら完成。
ポイント
  • ★アボカド、バナナ、キウイにはカリウムが豊富に含まれています。
  • ★塩分を含まないので高血圧の方にも安心です。
  • ★クエン酸とビタミンCを取れるので熱中症予防にも◎。
  • ★お好みの野菜や果物でさまざまなアレンジが可能です。
  • ★カリウムは水溶性のため、生で摂取するのがオススメです。

  1. 編集後記

    皆さまの身近な存在として、いつまでも元気に過ごすお手伝いをしたい。健康チェック相談会は、そんな薬局・薬剤師の思いを体現する場のひとつです。笑顔あふれる会場の様子を見ながら、もっと頼れる存在になるよう取り組みを進めていきたいとあらためて感じました。

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株式会社アイセイ薬局 コーポレート・コミュニケーション部
担当:原田・蛎崎(かきざき)
TEL:03-3240-0250 E-mail:koho@aisei.co.jp