2022.12.20
2022年12月号
アイセイ薬局では、当社グループの最新ニュースを紹介する『AISEI百景』を隔月発行しております。Vol.11(2022年12月号)では、寒い冬をすこやかにをテーマに、『ヘルス・グラフィックマガジン』最新号の見どころ、管理栄養士監修レシピ、プライベートブランドの紹介などをお届けいたします。地域の健康づくりに貢献する滋賀県草津市における取り組みもご紹介しております。


地域の元気と笑顔のために
健康意識のきっかけづくり
滋賀県草津市における取り組み
かかりつけ薬剤師・薬局として患者さまに寄り添いながら、地域に必要とされる薬局になるために…。昨今薬局のありかたも、薬物治療だけでなく、広く患者さま・地域の方々の健康を見守っていく存在へと変わろうとしています。病気になる前の健康相談も薬局の大切な役割の一つ。アイセイ薬局グループでも地域の予防啓発や健康づくりに貢献するため、薬剤師や管理栄養士による地域活動を推進しています。今回は滋賀県草津市の「長寿の郷 ロクハ荘※1」で継続している「健康チェック&相談会」についてご紹介します。
ロクハ荘の「アイセイ薬局による健康チェック&アドバイス相談会」は奇数月の第3木曜日、近隣店舗から薬剤師が出向いて実施しています※2。きっかけは、コロナ禍で外出機会が減少したり介護・フレイル予防のイベント等が中止になる中で、健康チェックの機会を設けたいという施設からのご要望でした。季節にあわせて、血管年齢・血流状態、体組成、ストレスなどを機器でチェックし、結果に基づいて生活・栄養改善のアドバイスや病院の受診勧奨等を行っています。
9月に実施した相談会のテーマは「骨健康度」。いつまでも元気で活動的に過ごすためにも骨粗しょう 症予防・対策は大切です。2年目になり毎回楽しみにしてくださる方も増え、「今回もチェックしに来た!」とこれまでの結果をまとめたファイルをお持ちくださる方や、施設利用の途中で立ち寄ってくださる方など、約50名にご参加いただきました。健康相談ではカルシウム・ビタミンD等を含む骨密度アップ・維持に役立つ食品のお話をしたり、運動をお勧めしたり……、またそこから日常生活やお薬のことなど 話が広がり、笑顔で会話が弾む様子が見られました。

相談を担当したはなまる薬局南草津けやき通り店店長で薬剤師の田中慶子(たなかけいこ)に話を聞きました。
「お薬のこと以外でもお悩みや気になっていることを気軽にご相談いただける存在になりたいと考えています。この健康チェックは簡易検査なので、ご自身やご家族の健康のことを考えたり、一度病院に行ってみようと思うきっかけになればと思います。前の結果と比較しながら健康チェックを継続していただきたいです」
アイセイ薬局グループは地域に根ざした薬局を目指し、患者さまや地域の皆さまの健康を支える拠点となるべく活動を続けてまいります。
※1 「ロクハ荘」は高齢者福祉の増進を図ることを目的とした市立の施設
※2 協力店舗:アイセイ薬局 南草津店、瀬田大江店、はなまる薬局 南草津けやき通り店

温活習慣で寒い冬を快適に
ココロとカラダに寄り添うサポート
『キレイ創巡茶』初のポップアップストア&トークショー

漢方養生指導士の資格を持つモデル・タレントのアンミカ氏・アイセイ薬局・薬日本堂は“より多くの人々を健康にしたい”という願いのもと、「漢方・養生」をキーワードにコラボレーションし、2021年11月に『キレイ創巡』を始動。同年12月15日に第1弾製品の女性の悩みに寄り添う和漢茶『キレイ創巡茶』を発売しました。
このたび『キレイ創巡茶』1周年を前に、より多くのお客さまにお楽しみいただけるよう「グランツリー武蔵小杉」(神奈川県川崎市)にてポップアップストアを開設※。11月19日にはアンミカ氏によるポジティブ&ビューティートークショーを開催しました。

テーマはアンミカさん流ココロとカラダの美の秘訣。毎日をポジティブに健康的に、美しく過ごすためのたくさんの秘 訣をお客さまに伝授。そして健康と美は連動しているとして「身体を冷やさない」というポイントをあげ、日々の習慣として取り入れるために自らプロデュースした『キレイ創巡茶』の魅力を語りました。
※2022年10月15日~10月23日に第1弾、好評により11月18日~11月27日に第2弾実施

冷え対策に内と外からのおすすめケア
今冬は厳しい寒さになると予想されています。しつこい「冷え」や「乾燥」にお悩みの方も多いのではないでしょうか?寒い冬を快適に過ごすために、体の内と外から温まるおすすめのケアをご紹介します。
◆内側からのケア:健康と美の土台づくりをサポートする『キレイ創巡茶』内側からの冷え対策には、温かいお茶を飲むことがおすすめ。9種の和漢素材が配合された『キレイ創巡茶』はノンカフェインなので、こまめな水分補給や、寝る前のリラックスタイムにもぴったりです。

キレイ創巡茶(ルイボスティーベース)
20包入/3,240円(税込)
◆外側からのケア:天然精油が香るとろみ湯でリラックス
KuSu薬用入浴剤
生活の木フレッシュフローラルの香り
ヘルスデザインブランド「KuSu(クス)」の薬用入浴剤は冷え性・疲労など、さまざまなお悩みにおすすめのアイテム。肌をしっとりすべすべに導く天然の美容成分※もたっぷり配合しています。ぬるめのお湯に20分ほど浸かりしっかりと体の芯から温めるのがおすすめです。
※保湿成分:椿オイル、豆乳、天然クレイ(ベントナイト)、海水乾燥物

KuSu薬用入浴剤
生活の木 フレッシュフローラルの香り <医薬部外品>7包入/1,580円(税込)

■KuSuとは
アイセイ薬局のヘルスデザインブランド『KuSu』は、「くらし、すこやか。」というコンセプトのもとに2019年に誕生しました。店舗スタッフの声をもとに、こころとからだにやさしい商品を展開しています。
◆アイセイ薬局グループ店頭(一部店舗を除く)、各オンラインストアにて販売中。
KuSu https://kusu.aisei.co.jp/別窓
キレイ創巡 https://kireisojun.jp別窓

知っているようで実は知らない「かぜ」のこと
予防医療のための有益な情報や、セルフケアに役立つ健康情報を、当社の強みである「デザインの力」を発揮して、わかりやすく魅力的に紹介する『ヘルス・グラフィックマガジン(以下HGM)』。毎号ひとつの症状にフォーカスし、専門家によるメカニズムの解説や改善方法などの情報を、楽しいビジュアルとともに紹介する季刊フリーペーパーです。「表紙のインパクトがすごい」「おもしろくて役立つ情報」などとメディアでも取り上げていただき、SNSでも多くの反響をいただいています。
私たちに最も身近な病気とも言える「かぜ」。咳・鼻水・くしゃみ・発熱などの症状は、ウイルスと戦い、治すために人体が正しく機能している証拠。必ずしも薬で抑え込む必要はありません。身近だからこそ、間違った情報や誤解が多く、正しくケアできていないことも。そこで12月15日発行のHGM最新号では、予防やセルフケアの方法など、「かぜ」にまつわる正しい情報をご紹介しています。そんな今号の見どころを、編集長に聞きました!
『そもそも「かぜ」って何? 正しいセルフケアや予防法を知ろう!

1. なるほど! ザ・コールド(pp.4-5)

「かぜ」とは“自然によくなる、ウイルスによる上気道感染症”のことを指し、「咳・鼻・喉」の3症状(特に鼻症状)を伴います。“自然によくなる”とあるように、本来、人間の自然治癒力で治るもの。特効薬も存在せず、「抗菌薬が効く」「点滴をすると早く治る」ということもないそうです。むしろ抗菌薬の安易な使用は“薬の効かない菌”の増殖を招き、危険なことも。「かぜ」の症状そのものや予防法、治療法についての正しい情報を、クイズ番組風にご紹介しています。
2. コロナがなくてもつづけ予防!!(pp.6-7)

コロナ禍で身に付け、習慣となった感染予防スキルはかぜ対策にも役立ちます。特に“手洗い”は最も大切で効果的とされています。人間は無意識のうちに何度も顔を触ってしまうもの。ウイルスの侵入を防ぐためにも、手をきれいに保つことが大切です。手を洗う環境が整っていない場面ではアルコール消毒を活用しましょう。やりすぎだった対策は引き算して、有効な対策を上手に取り入れてみてください。
3. かぜなの? 受診なの? 判断チャート(pp.8-9)

かぜは“自然によくなる”とは言え、受診すべきか否かの判断が難しいこともありますよね。
かぜだと思っていたら実は違う病気だった、という場合も。では、どのような場合にセルフケアでよくなる「かぜ」と言えるのか? 監修の岸田先生によると、咳・鼻水・喉の痛みの3症状が1~2日くらいの間に、同じくらいの強さで出そろうことが「かぜ」と判断する条件だそうです。それ以外の場合は、症状に合わせて受診を検討してみてください。後のページでは正しいセルフケアの方法も紹介しています。
4. ちゃんとチーン! できるかな?(pp.16-17)

実は間違っている人が多い鼻のかみ方。強い力でかんだり、すすったり、中途半端だったり……。間違ったかみ方は、症状の悪化や別の病気の原因になることも。大人も子どもも楽しく鼻のかみ方を学べるよう、教育番組風に紹介しています。お子さんの鼻かみ練習法も掲載しているので、ぜひ親子でチャレンジしてはいかがでしょうか?
このほか、今回のHGMでは「かぜの漢方薬よろず指南」「かぜのときのおもいやりレシピ」「抗菌薬が『使えなくなる』使い方」など、知っているようで実は知らない「かぜ」の情報をたっぷりお届けします。正しいセルフケアや予防のために、HGM「かぜ」号をお役立てください。
次号(3月発行)のテーマは「頭痛」。身近な悩みのひとつですが、その種類と原因はさまざま。何千年も前から人類を苦しめてきた頭痛としっかり向き合えるように、頭痛の特徴や原因、タイプ別の対策などを“正しく・わかりやすく・楽しく”お届けします。
1,2,3…【監修】岸田直樹先生(総合診療医・感染症医/Sapporo Medical Academy 代表理事)
4………【監修】田部哲也先生(新座駅前耳鼻咽喉科 院長)

冬の寒さと乾燥に負けない!
体の防衛機能を高めるあったかお鍋
冬は寒さや乾燥で抵抗力が落ちたり、粘膜による防衛機能が低下してかぜをひきやすい季節です。冬を健康に乗り切るには、栄養バランスのとれた食事も重要な要素。今回はかぜに負けない体をつくる、管理栄養士おすすめの食材とレシピをご紹介します。
アイセイ薬局 管理栄養士監修レシピ
味噌仕立て野菜のミルク鍋
1人分の栄養価
エネルギー…158kcal/たんぱく質…13.4g/脂質…6.1g/糖質…12.1g/食物繊維…4.6g/カルシウム…120mg/ビタミンA…48μg/ビタミンC…120mg/ビタミンD…6μg/塩分…1.5g

材料(2人分)
●白菜:200g
●大根:50g
●ブロッコリー:50g
●玉ねぎ:100g
●パプリカ:80g
●生鮭:1切
●こしょう:少々
●水:200ml
●味噌:大さじ1
★和風だしの素:小さじ1/2
★スキムミルク:大さじ1
作り方
①白菜は約2cmの幅でカット、大根は皮をむいて約5mmの厚さで半月切り、ブロッコリーは小房に分け、玉ねぎ、パプリカはスライス。
②深めの鍋に水を入れ、★を加える。
③鮭にこしょうをふり、①でカットした野菜と鮭を鍋に加えて、ふたをして中火で加熱。
④全てに火が通るまで煮こんだら、火をとめて最後に味噌を溶く。
POINT
●生鮭→銀ダラ、大根→人参に変更してもビタミンAが豊富に取れます。
●体を温める効果があるしょうがを加えるとさらに◎。
●スキムミルクを使用することで、味や量を変えずにカルシウムをプラスできます。
※乳糖が含まれているので、乳糖不耐症の方はお気を付けください
●スキムミルクは低脂質なので胃痛がある方や下痢気味の方にも◎。
●火をとめてから味噌を溶くことで、香りが抜けるのを防ぐことができます。
かぜに負けない体をつくる食事のポイント★管理栄養士おすすめ食材
① 体を温め、こまめに水分を取る → スープ、牛乳、しょうが、ねぎ類 等
② 粘膜の乾燥を防ぐ → ビタミンA:ブロッコリー、にんじん、トマト 等
③ 免疫力を高める → ビタミンC:ブロッコリー、ピーマン、柑橘類 等
④ 基礎体力をつける → 高たんぱく質の食品:乳製品、白身魚、鶏ささみ、大豆食品 等
編集後記
今号の表紙は公園での撮影。お天気の良い日だったので、元気に遊ぶ子どもたち、ランニングやお散歩を楽しんでいる方がたくさんいました。適度な運動にバランスの良い食事、たっぷり睡眠もとって、寒い冬を乗り切りたいですね。健康や栄養のことなど、ぜひお気軽に薬局にご相談ください!
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株式会社アイセイ薬局 コーポレート・コミュニケーション部
担当:原田・蛎崎(かきざき)
TEL:03-3240-0250 E-mail:koho@aisei.co.jp