アイセイ薬局

お知らせ

【PR】AISEI百景 2024年4月号

アイセイ薬局では、当社グループの最新ニュースを紹介する『AISEI百景』を発行しております。Vol.17(2024年4月号)では、新年度の社長メッセージをお届けするとともに、ご高齢の患者さまのお薬の管理・服用をサポートする「服薬支援装置」の導入事例などをご紹介します。

創業40周年
代表よりご挨拶

ご挨拶の前に、令和6年能登半島地震で亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表するとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。また一日も早い復興が叶いますようお祈りいたします。
 今回日本保険薬局協会(NPhA)を通じ、弊社薬剤師を石川県輪島市に派遣、サポート活動に参加させていただきました。社員の活動報告を聞き、薬剤師にできることはたくさんあり、また、被災された皆さまのお役に立つことを考えれば、“薬剤師ならではの活動”のみに限定せず、大きな視点の中での活動が大事だと感じました。今回の活動実績を元に、今後も災害の発生時などには、積極的に被災地支援を行いたいと考えています。

2024年度もアイセイ薬局グループは地域に根差し、皆さまに選ばれる薬局・施設を目指してまいります。

変わらない思いを胸に 患者さま・利用者さまのために

2024年9月アイセイ薬局グループは創業40周年を迎えます。これもひとえにアイセイ薬局グループを信頼し、支えてくださった皆さまあってのこと、あらためて皆さまのご厚情に深く感謝申し上げます。永続的な企業を目指し、たゆまぬ精進を積み重ねてまいる所存ですので、いっそうのご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。

さて今年度は調剤報酬・介護報酬の同時改定年となります。国からの賃上げ要請もあり、プラスの側面もありましたが、薬価改定も含めた調剤報酬全体では、マイナス改定となっています。弊社も地域支援体制加算の減額幅が大きく、残念ながら厳しい改定内容となりました。一方で医療DX、地域への貢献、在宅分野など企業規模によらず、その貢献を評価する項目も新設されています。将来の医療体制の進化を見据えた方向性が示されたと捉え、各種取り組みを続けていきたいと考えています。介護分野においては、生産性向上推進体制加算の創設など、業務改善やIT化の推進に対しての評価がありました。利用者さまにとって最善な介護ができるように、取り組みを続けていきたいと考えています。

アイセイ薬局グループ40周年、私がアイセイ薬局に入社して27年が経とうとしています。医薬分業が進んでいく中、調剤薬局で仕事をしてきました。振り返ってみれば薬局での業務は様変わりをしています。薬歴は手書き、一包化の機械もなく、手でひたすら調剤をしていたことを思い出します。現在患者さまへの服薬指導、医師への情報提供、多職種との連携等、薬局業務は進化し、深化しています。またICT化も進み、便利にもなりました。しかしながら変わらないのは、患者さまへの思い。少しでも早く病が治り、元気になってほしい。薬局に来て私と話すことで、少しでも気持ちが軽くなってくだされば……。私が今、直接患者さまと関わることはありません。でも弊社社員がその役割を担ってくれています。アイセイ薬局グループに来て良かった……、全ての患者さま、利用者さまにそう思っていただけるように、これからも社員を支えていきます。40年の節目に初心を思い出しつつ、今年度のご挨拶とさせていただきます。

今年度も引き続きよろしくご支援の程、お願い申し上げます。

代表取締役社長 藤井江美

地域に根差し、患者さまに寄り添う
アイセイ薬局グループの取り組み

皆さまの快適な暮らしを支える 健康サポート薬局

薬のことはもちろん、生活習慣のこと、食事・栄養のこと、介護のこと。健康にまつわるさまざまなご相談にお応えし、地域の皆さまの健康サポートを積極的に行う薬局。アイセイ薬局グループは地域に貢献する取り組みの一つとして「健康サポート薬局」を推進しています。

また、地域との連携・地域密着を最優先に、質の高い医療サービスを提供できるよう医療モールの開発・運営にも取り組んでいます。
※厚生労働省が定める一定の基準を満たした薬局。都道府県知事等への届出受理を経て「健康サポート薬局」の表示が可能。

住み慣れた地域で“自分らしい暮らし”をサポート

超高齢社会において、住み慣れた自宅や近くの介護施設等で療養したいといったニーズが高まる中、当グループでは多職種と連携し、地域の在宅医療を支える取り組みを強化しています。

患者さまの安全で適切な薬物治療をサポートするのも薬剤師の役目。ご高齢になると身体・認知機能の低下により、お薬の管理・服用が難しい患者さまも多くなるため、在宅訪問時に服薬状況などをフォローするとともに、「服薬支援装置」の導入も推進しています。

薬局から健康情報を発信
『ヘルス・グラフィックマガジン』『HELiCO』

予防医療のための有益な情報や、セルフケアに役立つ健康情報を、当社の強みである「デザインの力」を発揮して、わかりやすく魅力的に紹介する『ヘルス・グラフィックマガジン(以下HGM)』。毎号ひとつの症状にフォーカスし、専門家による症状や改善方法などの情報を、楽しいビジュアルとともに解説する季刊フリーペーパーです。最新号のテーマは「ストレス」、次号(6月発行)は「耳の不調」。

HGMのノウハウを活かしたWebメディア『HELiCO(ヘリコ)』では “あしたがちょっと健康に”をコンセプトに、気軽に読めて実践しやすい健康コンテンツを提供しています。

「飲み忘れ」「飲まない」「飲みすぎ」「飲み間違い」を減らすために

医師・看護師・ケアマネジャーとの日々の連携の中で、よく話題に上るのが「独居」「老々介護」「服薬」という3つのキーワードです。特にケアマネジャーさんからは、お薬カレンダーやお薬ボックスでは服薬状況が改善されないご利用者さまがたくさんいらっしゃるというお話をいただきます。そこで、全店舗で服薬支援装置の導入を進め、現在では数百名の患者さまにご利用いただき、多くの方に改善がみられています。
 これからも薬に関するさまざまな問題を改善することが、地域医療を支える薬局の役割であると考え、取り組んでいきたいと思っております。

また、地域との連携・地域密着を最優先に、質の高い医療サービスを提供できるよう医療モールの開発・運営にも取り組んでいます。

■「飲み忘れ」「飲まない」の改善事例
アイセイ薬局 長町南店(宮城県仙台市)
80代女性/高齢夫婦世帯

導入前
お薬ボックスに1週間分をセット、飲み忘れがよくあった
導入後
飲み忘れがほぼ改善された

導入のきっかけ

ケアマネジャーからお問い合わせいただき、薬剤師が患者さま宅にて説明、「お試し」の形で導入

工夫したことなど

生活リズムにあわせて「お知らせ」時間や鳴動の長さを設定したり、患者さま主体でお使いいただけるようヒアリングしながら音量や音声等を調整しました。また、訪問看護師と時間をあわせて訪問するなど連携を図りました。
装置を導入すると、薬を取り出した記録が残り服薬状況が確認できるのでフォローが可能になったり、装置自体がコミュニケーションのきっかけになるといったメリットもあります。(店長・薬剤師 城守隆宏)

■「飲みすぎ」の改善事例
アイセイ薬局 岡町店(愛知県岡崎市)
80代女性/独居 かかりつけの患者さま

導入前
余分に飲んでしまうことがあった(入院時に発覚)
導入後
1回分の薬しか取り出せないため、すぐに改善がみられた

工夫したことなど

「薬が出なかった」とお電話をいただくこともありましたが、薬を飲んだら横の箱に空容器を入れるように習慣化していだだくことで、空容器と装置の記録で服薬できていることを確認。また、記録から16時頃には就寝されることがわかり、医師に相談して朝夕の薬から朝1回に変更、より適切な服薬につなげることができました。(店長・薬剤師 髙橋宏和)

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薬局にいる栄養のプロ
管理栄養士が地域の健康をサポート

日々の食事は健康に暮らすために大切なことのひとつ。栄養の偏った食事を続けると、生活習慣病を引き起こす可能性もあります。どんな食事を取ったら良いか、どう改善すれば良いか悩んだときに頼りになるのが栄養のプロ、管理栄養士です。当社には、地域の皆さまの健康をサポートするための「管理栄養士チーム」がいます。今回はその活動についてご紹介します。

主な活動は栄養相談、地域での健康チェックやセミナーの実施、グループ会社が運営する介護施設の食事分析や献立の開発・提供などです。
 栄養相談は店舗や健康イベントなどでの対面に加え、オンラインや電話でも実施しています。アイセイ薬局 三ノ輪店(東京都台東区)では週に1回、管理栄養士が出向いて栄養相談スペースを設けています。チラシを配りながらお声掛けすると、「気になっていたの」とご相談くださる方が多く、栄養相談のニーズの高さを実感しています。オンライン栄養相談は予約制で、お薬をお渡しする際などに、食事・栄養が気になる方を中心に薬剤師から紹介しています。「体重管理と血圧を下げるために、食事を改善したい」とオンライン栄養相談を1年4カ月ほど継続している方は、開始時から6.2%の減量に成功しました。患者さまが目標を達成されることは私たちにとっても励みになります。今後はご自身で体重管理ができるように、知識・意欲面での自立を支援していきたいと思います。
 地域での活動は、地域包括支援センターからのお声掛けがきっかけになることが多いです。機器を用いた健康チェックとその結果に基づく栄養相談、食事・栄養に関するセミナーなどを行っています。

チームの管理栄養士は全員「東京糖尿病療養指導士」の資格を取得したので、今後は医療機関との連携など、さらに精力的に活動していきたいと考えています。地域の皆さまにとってより身近な存在になれるよう、健康なうちから栄養面でのサポートを実施してまいります。


  1. 編集後記

    40周年を機に、全社員投票で策定したアイセイ薬局グループの新ビジョンは
    “誰もがすこやかに、笑顔でいられる毎日を。”
    私たちらしさも発揮しながら、そんな毎日に少しでも貢献できるように、次の10年に歩みを進めていきたいと思います。

施策に関するご質問や取材のご依頼はこちらから

株式会社アイセイ薬局 コーポレート・コミュニケーション部
担当:原田・蛎崎(かきざき)
TEL:03-3240-0250 E-mail:koho@aisei.co.jp