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【PR】AISEI百景 2022年4月号

作成者: アイセイ薬局|2022.04.20

アイセイ薬局では、当社グループの最新ニュースをお届けする『AISEI百景』を隔月発行しております。Vol.7(2022年4月号)では代表取締役社長 藤井のご挨拶、「患者さまファースト」で地域に寄り添うアイセイ薬局 川口前川店の取り組みなどを掲載しています。


誰もがすこやかに、
笑顔でいられる毎日のために。
地域に必要とされる新しい薬局の姿へ

代表取締役社長 藤井江美

新年度の始まりに際し、ご挨拶を申し上げます。それに先立ち、新型コロナウイルス感染症の流行によりお亡くなりになられた皆さま、ご遺族の皆さまに謹んで哀悼の意を表します。また、罹患されている方々、困難な状況におられる方々が一日も早く回復されますよう心よりお祈り申し上げます。

2022年度もアイセイ薬局グループは地域に根ざし、皆さまに選ばれる薬局・施設を目指してまいります。昨年度はコロナの影響もありながら、進めてきたコスト削減、業務効率化なども定着し、安定した一年となりました。その中で、求められる薬局・薬剤師に向けてさまざまな取り組みを進めることもできました。今年度は調剤報酬改定年です。機能・役割ではなく会社規模による報酬設定がなされたことは本当に残念ではありますが、反面対人業務の取り組みに対しては、新たな点数設定もありました。これを前向きにとらえ地域医療への貢献、患者さまサービスの更なる充実に向け取り組んでまいります。地域連携薬局も56店認定を取得しましたが、引き続き推進してまいります。

薬物治療のプロとして 患者さまサービスの充実・新たな展開へ


代表取締役社長 藤井江美

また今年度のキーワードは薬局業務のDXと考えています。オンライン資格確認、オンライン服薬指導、そして電子処方せんの運用も始まります。今までの薬局のあり様から変わっていく節目の年度となると思います。これまで情報収集に時間がかかっていた検査値が、資格確認システムを利用すると既知の情報として、確認した上で薬物治療に係ることができるようになります。その時に我々はいかに正確な薬物治療を提供できるのか? これは腕の見せどころです。また今までとは違ったサービス提供もできるようになると思っています。既存の業務を変えることは時には怖いことかもしれません。しかしながら、それが患者さまのためになるならば、正しく恐れ取り組んで行きたいと思います。薬物治療のプロとしての真価を発揮すべく今年度は取り組んでまいります。
 永続的な企業になるために、変化を続けていける会社として邁進してまいります。今年度も引き続きよろしくお願いいたします。

※アイセイ薬局グループでは厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」に基づき、全国の拠点・薬局で患者さまと従業員の安全を第一に考え、感染予防及び拡大防止に関連したさまざまな対策を引き続き実施しております。これからも地域の皆さまに「安心・安全」な医療・介護サービスを提供できるよう、患者さま・利用者さまの視点に立った店舗・施設運営を進めてまいります。

地域に根差し、患者さまに寄り添う
アイセイ薬局の取り組み

皆さまの快適な暮らしを支える 健康サポート薬局

薬のことはもちろん、生活習慣のこと、食事・栄養のこと、介護のこと。健康にまつわるさまざまなご相談にお応えし、地域の皆さまの健康サポートを積極的に行う薬局です。アイセイ薬局グループは地域に貢献する取り組みの一つとして「健康サポート薬局」を推進しています。2022年4月1日現在、64店舗の届出が受理されています。
 地域との連携・地域密着を最優先に、質の高い医療サービスを提供できるよう医療モールの開発・運営にも取り組んでいます。

※厚生労働省が定める一定の基準を満たした薬局。都道府県知事等への届出受理を経て「健康サポート薬局」の表示が可能。

住み慣れた地域での健やかな暮らしをサポート 地域連携薬局

高齢化が進む中、介護が必要な状態となっても「住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができる」ような支援体制づくりが推進されています。当社グループでは2021年から認定が開始された地域連携薬局にも積極的に取り組んでいます。地域連携薬局とは入退院時、自宅・介護施設での療養(在宅医療)など、療養の場が変わっても患者さまが安心して薬による治療を継続できるよう、地域の医療機関・介護関係施設などと情報連携しながら対応する薬局です。

薬局から健康情報を発信
『ヘルス・グラフィックマガジン』『HELiCO』

予防医療のための有益な情報や、セルフケアに役立つ健康情報を、当社の強みである「デザインの力」を発揮して、わかりやすく魅力的に紹介する『ヘルス・グラフィックマガジン(以下HGM)』。毎号ひとつの症状にフォーカスし、専門家による症状や改善方法などの情報を、楽しいビジュアルとともに解説する季刊フリーペーパーです。最新号のテーマは「もの忘れ」、次号(6月発行)は「思春期・更年期」。
  HGMのノウハウを活かして、2021年9月にはWebメディア『HELiCO(ヘリコ)』も開始しました。“あしたがちょっと健康に”をコンセプトに、気軽に読めて実践しやすい健康コンテンツを提供しています。

こころとからだに寄り添う プライベートブランド「KuSu」

「もっと私たちにできることは?」「お困りごとを解決したい」という想いから生まれたのが、ヘルスデザインブランド「KuSu(クス)」です。「くらし、すこやか」をコンセプトに、こころとからだにやさしい商品を展開。商品を通じて生まれた患者さま・お客さまとのコミュニケーションをもとに、さらに健康サポートにつながる商品を開発しています。
KuSuオンラインストア

いつも「ここにある」薬局
患者さまファーストで地域に寄り添う
アイセイ薬局 川口前川店

アイセイ薬局グループは「かかりつけ薬剤師・薬局」として地域に根ざした薬局を目指し、患者さまや地域の皆さまの健康を支える拠点となるべく活動しています。
 今回は埼玉県川口市にあるアイセイ薬局 川口前川店の取り組みをご紹介します。薬剤師で店長の三塚育子(みつかやすこ)に話を聞きました。


アイセイ薬局 川口前川店

川口前川店では医療モール内のクリニックだけでなく、さまざまな医療機関の処方せんを受け付けています。月間処方せん枚数は約5000枚、たくさんの患者さまがいらっしゃいます。川口前川店のスタッフが常に考え、大切にしていることは「患者さまファースト」です。これまでの「医薬品の供給拠点」という“モノ中心”のイメージから、より丁寧に患者さま一人ひとりをケアする“人中心”へと薬局・薬剤師の役割が変化する中、コミュニケーションを大切に「患者さまファースト」を意識して、すべての業務に取り組んでいます。

適切な治療を進めるためには、決められた薬の用法(食前、食後などの服用タイミング)用量(1回あたりの服用量)を守って服薬を継続することが重要です。飲み忘れたり間違った飲み方をすると、十分な効果が得られなかったり、副作用が生じるリスクもあります。また、自己判断で途中で服用を中止すると、治療が長引くことも……。患者さまの安全で適切な薬物治療をサポートするのも薬剤師の役目の一つです。調剤時の服薬支援に加え、継続的にお飲みいただくため、服薬状況や効果、体調変化等についてフォローを行います。「途中で飲むのをやめてしまった」「飲みたくない」という患者さまの中には、副作用が出ている方、お薬が「飲みにくい」という方もいらっしゃいます。その際は処方医に情報提供し、薬の種類や形状、回数の変更などを提案、患者さまが飲みやすいように、負担を軽減できるようにサポートしています。

医師に疑義照会や情報提供を行う事例で最も多いのは、重複薬に関するものです。特にご高齢になると複数の医療機関を受診している患者さまも多く、別の医療機関から同じ効能の薬を処方されていて重複することがあります。薬剤師が薬剤服用歴(薬歴)やおくすり手帳を確認し、医師と連携することによって重複薬や相互作用※1の問題を解消し、安全な治療を推進しています。
 複数の医療機関を受診している患者さまやお問い合わせの多い患者さまには、「かかりつけ薬剤師」制度のご利用をお勧めしています。患者さまの健康情報を一元的・継続的に把握することで、薬を安全・安心に、より効果的にご使用いただくことにつながります。また、患者さまに寄り添ってサポートしていけるように、一人ひとりに合わせた対応を心掛けています。そのため、患者さまとのコミュニケーションはもちろん、スタッフ間のコミュニケーション・情報共有も重要です。薬剤師は専門職ですが、「患者さまファースト」を実現するため、薬のことだけでなく「ゼネラリスト」として広い視野で状況判断ができるように若手育成にも努めています。


川口前川店 三塚店長

多職種で連携地域の皆さまの健康をサポートしていく体制を

地域医療の中では、在宅医療と地域の皆さまの健康サポート・予防医療への貢献にも力を入れていきたいと考えています。現在は、外出するのが難しくなったかかりつけの患者さまの在宅対応をしています。今後、高齢化が進む中でニーズも高くなっていくと思います。2021年9月に近くに開局した南前川店※2には無菌調剤室が設置されていて対応できることも広がったので、地域包括支援センターや近隣の医療機関と連携しながら、在宅医療を望まれる患者さまにしっかりお応えしていきたいです。
 ショッピングモールなどでの健康相談・健康サポートイベントも新型コロナの状況を見ながら再開していきたいと思います。以前は包括支援センターと連携し、医師、歯科医師、保健師、管理栄養士、薬剤師など多職種が協力して開催していました。薬局の存在を知っていただいたり、多職種連携を深める貴重な機会でもあります。地域の中で気軽にふらっと立ち寄れる「ここにある薬局」でありたいと思っています。

※1 1つずつ飲めば問題ないお薬でも、お薬どうしの飲み合わせや、お薬と食品・飲料との食べ合わせによっては、よくない影響が出る組み合わせがあります。この影響を相互作用といい、注意して防がなくてはいけません。https://www.aisei.co.jp/about_medicine/fundamental/dosing/
※2 アイセイハート薬局 南前川店:埼玉県川口市南前川2丁目4番8号

川口前川店のこれからに期待すること

川口前川店の周辺には複数の店舗があり、それぞれの個性・得意分野を活かした連携が可能です。処方せんがないときもご利用いただける健康サポート拠点として、幅広い役割を担ってほしいと考えています。
(代表取締役社長・藤井)

アイセイ薬局 川口前川店
埼玉県川口市前川1-1-53
2008年7月開局/健康サポート薬局

口は健康の入り口 よく噛んで健康に
6月4日~10日は「歯と口の健康週間」

口内トラブルはさまざまな全身疾患と関連している場合もあり、口腔の状態は自身の健康状態のものさしになります。子どもの頃から「よく噛んで食べなさい」と言われることも多いと思いますが、「よく噛む」ことは本当に大切です。よく噛むことによって①唾液の分泌が増えるので口内を清潔に保つことができむし歯や歯周病の予防になる ②脳が満腹感を感じやすくなり食欲が抑えられるので、肥満の予防につながる ③脳に多くの情報を伝え、脳の活性化を促すことができる などの効果があります。よく噛んで食べるためには、噛みごたえのある食材や料理を取り入れることもおすすめです。

今回は健康で丈夫な歯を保つためにも必要な栄養素カルシウム、ビタミンDが取れるレシピをご紹介します。

アイセイ薬局 管理栄養士監修レシピ
煎り大豆で噛みごたえアップ!

◆いわし味噌つくね◆

1人分の栄養価

エネルギー…248kcal/たんぱく質…20.6g/脂質…13.4g/炭水化物…13.4g(糖質12.1g+食物繊維 1.3g)/カルシウム…310㎎/ビタミンD…16μg/塩分…1.2g

材料(2人分)
●いわし味噌煮缶(身のみ使用) 150g缶
●小ねぎ  20g
●煎り大豆 5g
●卵 1個
●パン粉 10g
●片栗粉 10g
●海苔 1g
●油 小さじ1/2
作り方
  • ① 小ねぎは小口切りにする。
  • ② 油以外のすべての材料をビニール袋に入れて、いわしの身が細かくなるまでよく混ぜる。
  • ③ フライパンに油をひき、②を一気に入れたら、へらなどで周りを整えて、長方形を作る。
  • ④ フライパン上で、へらを使って5~6等分にし、裏面がこんがりと焼けたら一つずつひっくり返して両面を焼く。
POINT
  • ●手で形を整える必要はないので、汚れません♪
  • ●缶詰は塩分に気を付ける必要がありますが、お魚の栄養をたっぷり取ることができます。
  • ●残った缶詰の調味液は煮物に使うと◎
  • ●骨粗しょう症が気になる方にもおすすめのレシピです。

※「炭水化物-食物繊維」で計算したいわゆる「糖質」。日本食品標準成分表の利用可能炭水化物とは異なる。

編集後記

『AISEI百景』リニューアルから1年が経ちました。今後さらに「薬局」が皆さまの健康に貢献できる存在になるように……。健康を総合的にサポートするヘルスデザイン・カンパニーとしての取り組みを推進してまいります。